世界各地の河川が、環境安全基準値を最大で300倍上回る抗生物質で汚染されているとの研究結果が、フィンランド・ヘルシンキで今週開催された欧州セタック(SETAC Europe)の年次総会で発表されたそうです(AFPBB NEWS)。世界6大陸72か国の河川から711のサンプルを収集し調べたところ、その3分の2に1種類以上の汎用抗生物質が含まれていたことが分かったというのです。抗生物質は人間や家畜の細菌感染を抑えるために使用される薬剤ですが、今回は14種の汎用抗生物質を調査。その結果、薬剤耐性業界連合会(AMR Industry Alliance)が定める抗生物質濃度の安全基準を、多数の地域で上回っていたというもの。この連合会はバイオテクノロジー関連企業と製薬会社100社以上で構成される業界団体だそうです。
https://www.afpbb.com/articles/-/3227764
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