国土交通省が高速道路37路線の50区間、計1626キロで無料化の社会実験を開始すると発表しました。あまり利用が進んでいない路線・区間のようです。こうした区間で社会実験というのですが、どういうことでしょうか。首都高速や東名高速道路などの区間の無料化の実験にはならないと思うのは私だけでしょうか?無料になるのはうれしいことですが、いざという時に、お金を払ってでも早く目的地に着きたいという選択肢がなくなるのですね。つまり、道路版新幹線や航空機がなくなり、すべて各駅停車になるという感覚でしょうか。もしこの感覚が正しいとすれば、現代社会に合っていないのではないかと思うのですが.....。個人的には高速道路料金は高いと思いますので、料金を下げることには大賛成ですが、無料化には反対です。その理由は、選択肢の確保ともう1つは維持管理費の問題です。高速道路の維持管理費(無料化してしまえは高速道路でなくて自動車専用道路となるのでしょうか)は税金で賄うことになるのだと思います。つまり増税ですね。ただでさえ歳入が少ないと言っているののに、さらに歳出を増やすことになるのではないでしょうか。他にもこの施策について疑問があります。例えば、こうした区間の維持管理費は国が税金で高速道路会社に支払うのでしょうか?また、料金所で働いていた人々は解雇なのでしょうか?サービスエリアの施設もどうなるか分かりませんね。無料化になれば、乗り降り自由ですので、サービスエリアという選択と高速道路以外の市街の施設との競争になると思います。すると、サービスエリアの施設は維持できなくなるのではないかと思います。米国のフリーウェイは実際そうなっていますが・・・・・。そこでの雇用も失うということは、雇用対策としてよいでしょうか?また上限1000円を撤廃して、2000円を上限とする新たなシステムを構築するそうですが、ETC搭載車でない場合どうするのでしょうか。この2000円というのは土日祝日だけなのでしょうか。2000円とした根拠は何でしょうか?いやいや分からないことだらけです。
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