僧帽弁再形成術の経験につき、発表しました。僧帽弁形成術は現在は僧帽弁逆流症に対する手術では、弁置換よりも優先的に行われています。自己弁を温存して、形成し、逆流を停止させる術式の方が、人工弁置換よりも術後の遠隔成績(遠隔死亡)が良好と報告されています。しかしながら僧帽弁形成術後、年間1%前後の再治療が必要な僧帽弁逆流の再発が一般にみられると言われており、その際の追加治療で再度弁形成するのか、それとも人工弁置換するのかが議論になるところです。
横須賀市立うわまち病院心臓血管外科では、基本的に僧帽弁形成術を第一選択にしており、演者は、過去10年間で200例あまりの僧帽弁形成術を執刀しており、その中の2%に再発が診られました。執刀していない症例も含めると、7例の再手術症例を経験しており、うち6例(85%)で僧帽弁再形成術が成功しています。
セミナーでは、僧帽弁形成における人工腱索の設置方法について、また再発予防するための手術手技等についても話し合われました。
横須賀市立うわまち病院心臓血管外科では、基本的に僧帽弁形成術を第一選択にしており、演者は、過去10年間で200例あまりの僧帽弁形成術を執刀しており、その中の2%に再発が診られました。執刀していない症例も含めると、7例の再手術症例を経験しており、うち6例(85%)で僧帽弁再形成術が成功しています。
セミナーでは、僧帽弁形成における人工腱索の設置方法について、また再発予防するための手術手技等についても話し合われました。