横須賀うわまち病院心臓血管外科

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横須賀市立うわまち病院心臓血管外科 弁膜症の治療方針

2018-02-01 18:32:47 | 医療
心臓弁膜症の外科治療

弁膜症におけるスクリーニング検査や定期的フォローアップ、外科治療を行っております。

手術が必要な患者様には、

大動脈弁疾患: 大動脈弁置換術を行っております。 安全に実施可能な症例は右小開胸か胸骨部分切開による低侵襲手術を積極的に行っております。症例によっては自己弁温存手術を行います。

僧帽弁疾患: 積極的に自己弁を修復する僧帽弁形成術を行っております。右小開胸による低侵襲心臓手術(MICS)にも積極的に対応しています。病態に応じて人工弁置換術も行います。

三尖弁疾患:弁形成術や弁輪縫縮術を積極的に行っております。 症例によっては、右小開胸による低侵襲手術を行っております。



右小開胸手術は、内視鏡補助下の創15cm以下の手術において、2018年4月から新たな保険償還が認められております。当院では2011年より神奈川県内では先駆けて導入してきましたが、2016年のチーム再編後は更に積極的に行っております。しかしながら小さい創で手術するには、患者さんへの体の負担は小さく創部感染のリスクが少ないですが、その分操作が難しくなって時間がかかったり、出血した場合の対処が困難ですが、安全に行うことが重要であり、この安全に行える基準として
①大動脈の性状が良好である
②心機能が良好である
③片肺換気が可能である
④著明な心拡大がない
などです。
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