急性大動脈解離は上行大動脈に解離がおよびStanford A型と、上行大動脈に解離が及ばないB型に大別され、その治療方針はA型は緊急手術、B型は保存的治療と一般に言われています。
A型急性大動脈解離の中でも、上行大動脈の拡大が無く(<5cm)、偽腔が造影CTで血栓閉塞しているように造影されず、かつ偽腔の暑さが11mm以下と薄い症例に関しては直ぐに緊急手術を行わなくとも予後が悪くないと言われています。横須賀市立うわまち病院心臓血管外科でも、上記に当てはまる症例の場合は、直ぐに緊急手術を行わずにICUに入室させて厳重に降圧管理を行うなど、保存的に治療を行います。
経過観察しているうちに、大動脈の拡大、心嚢液の出現、偽腔に造影剤が入るようになって血栓閉塞型では無くなる、臓器の血流障害が出現する、などの新たな病態に進展した場合は出来るだけ速やかに手術治療を検討することになります。なので、血栓閉塞型といっても油断せず、かなり厳重に観察する必要がありますが、明らかに手術しないで済むほうが、患者さんにとっては楽で、生存率も上がるものと思います。
A型急性大動脈解離の中でも、上行大動脈の拡大が無く(<5cm)、偽腔が造影CTで血栓閉塞しているように造影されず、かつ偽腔の暑さが11mm以下と薄い症例に関しては直ぐに緊急手術を行わなくとも予後が悪くないと言われています。横須賀市立うわまち病院心臓血管外科でも、上記に当てはまる症例の場合は、直ぐに緊急手術を行わずにICUに入室させて厳重に降圧管理を行うなど、保存的に治療を行います。
経過観察しているうちに、大動脈の拡大、心嚢液の出現、偽腔に造影剤が入るようになって血栓閉塞型では無くなる、臓器の血流障害が出現する、などの新たな病態に進展した場合は出来るだけ速やかに手術治療を検討することになります。なので、血栓閉塞型といっても油断せず、かなり厳重に観察する必要がありますが、明らかに手術しないで済むほうが、患者さんにとっては楽で、生存率も上がるものと思います。