横須賀総合医療センター心臓血管外科

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急性大動脈解離治療のこの20年間の進歩

2018-09-11 21:54:29 | 心臓病の治療
 大動脈解離の手術においてこの20年間の治療の進歩

①救急体制の社会基盤の整備・医師の救急医療の教育の充実・救急部が各教育施設に設置 ⇒CTへのアクセスが改善

②人工血管の改良 ⇒ 出血しない血管吻合 手術時間の短縮
  上行大動脈置換術の手術時間 改良前 平均350分 ⇒ 改良後 平均210分(筆者の平均手術時間)

③メカニズムの理解と手術中の対策 特にMalperfusionの対応の進歩

④発生件数、手術件数の増加に伴う、医師の経験の蓄積

 国内の手術死亡率 15⇒10%に低減  特に上行大動脈置換術は全国平均でも10%以下の死亡率になっている(2014年統計)

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