Circulation. 2018;137:364–375. DOI: 10.1161/CIRCULATIONAHA.117.03209
Circulationに報告された論文によると、NYHA Class III-IVの重症の心不全で、左室駆出率40%の症例において、経カテーテル的に心房内シャントを作成すると、肺静脈楔入圧が平均5mmHg低下し、臨床的な運動耐用能が改善するという報告があります。
重症心不全では、なかなか根治的な治療が難しい患者さんがいますが、左房内の圧を下げて肺静脈の鬱血を軽減させることで姑息的ではありますが、心不全を改善し、寿命を延長し、症状が改善するのであれば、十分やってみる価値のある治療と思われます。日本国内で行われているのかはまだ知りませんが、こうした新しい治療が増えて治療の選択肢を広めることにより少しでも心不全パンデミックに対応していくことが必要と思います。
この心房内シャントを作成する専用のデバイスも開発研究が進んでいるようです。
Circulationに報告された論文によると、NYHA Class III-IVの重症の心不全で、左室駆出率40%の症例において、経カテーテル的に心房内シャントを作成すると、肺静脈楔入圧が平均5mmHg低下し、臨床的な運動耐用能が改善するという報告があります。
重症心不全では、なかなか根治的な治療が難しい患者さんがいますが、左房内の圧を下げて肺静脈の鬱血を軽減させることで姑息的ではありますが、心不全を改善し、寿命を延長し、症状が改善するのであれば、十分やってみる価値のある治療と思われます。日本国内で行われているのかはまだ知りませんが、こうした新しい治療が増えて治療の選択肢を広めることにより少しでも心不全パンデミックに対応していくことが必要と思います。
この心房内シャントを作成する専用のデバイスも開発研究が進んでいるようです。