心臓手術後のバイク、自転車の運転については、いろいろ意見はあると思いますが、胸骨正中切開を行う手術(冠動脈バイパス術、弁膜症手術、胸部大血管手術)においては胸骨がしっかり癒合するまでの間は自転車、バイクなど両手でハンドルを支える二輪車の運転は2~3か月は控えるように指導しています。
というのも、胸骨に負担のかかる運動、動作などをすることで、胸骨の癒合を妨げる可能性があるためです。特に自転車、バイクなどの運転中に衝突した場合や、倒れた自転車、バイクを引き起こす動作、通常の運転においても胸骨に極度な負担がかかる可能性があります。同じような負担がかかる可能性がある動作としては、腕立て伏せ、逆立ち、空手やボクシングのパンチのような動作などがあります。
とはいえ、アメリカのプロバスケットボールの選手で、心臓手術後すぐに試合に出場した、という新聞記事が出るくらいですから、人による回復には差があり、特に支障がなければ制限する必要がないのかもしれませんが、固定しているワイヤーが切れたり、胸骨がワイヤーによって切れたりすることもあるので、注意する必要があることは変わりありません。
最近増加している側方小開胸の心臓手術においては術後の運動の制限は特にしていませんが、創部の疼痛が運動の制限を必然的にしてしまうという可能性はあります。
昔はアメリカ心臓病学会の指導で自動車の運転も術後二か月間は控えるように、と指導されていましたが、現在はパワーステアリングが普及し、片手でも指一本でも運転できてしまう時代になったので自動車の運転に関しては現在は制限されていません。
というのも、胸骨に負担のかかる運動、動作などをすることで、胸骨の癒合を妨げる可能性があるためです。特に自転車、バイクなどの運転中に衝突した場合や、倒れた自転車、バイクを引き起こす動作、通常の運転においても胸骨に極度な負担がかかる可能性があります。同じような負担がかかる可能性がある動作としては、腕立て伏せ、逆立ち、空手やボクシングのパンチのような動作などがあります。
とはいえ、アメリカのプロバスケットボールの選手で、心臓手術後すぐに試合に出場した、という新聞記事が出るくらいですから、人による回復には差があり、特に支障がなければ制限する必要がないのかもしれませんが、固定しているワイヤーが切れたり、胸骨がワイヤーによって切れたりすることもあるので、注意する必要があることは変わりありません。
最近増加している側方小開胸の心臓手術においては術後の運動の制限は特にしていませんが、創部の疼痛が運動の制限を必然的にしてしまうという可能性はあります。
昔はアメリカ心臓病学会の指導で自動車の運転も術後二か月間は控えるように、と指導されていましたが、現在はパワーステアリングが普及し、片手でも指一本でも運転できてしまう時代になったので自動車の運転に関しては現在は制限されていません。