閉塞性動脈硬化症における治療として、循環器内科が行うカテーテル治療が著しく進歩しております。横須賀市立うわまち病院心臓血管外科では、カテーテル治療が難しい病変や長期成績を考慮し手術療法を施行しております。特に膝から下の末梢の血管の病変の場合はバイパス手術により劇的に血流が改善致します。潰瘍や壊死に陥ってしまった足の切断を免れるよう、もしくは切断するとしてもなるべく範囲を狭められるよう形成外科・皮膚科とも協力し治療にあたっております。 また、靴外来などフットケアにも力を入れています。
下肢静脈瘤の治療について
横須賀市立うわまち病院心臓血管外科では下肢静脈瘤の手術も積極的に行っております。昨年2017件も100件以上のレーザー治療を行いました。美容上の目的と、足のだるさ、攣り、色素沈着等の症状緩和のために小さな創で行っております。
また2015年4月より静脈瘤レーザー治療を開始致しました。日帰りにて手術を行い、生活制限なく治療が可能です。創も非常に小さくほとんど目立ちません。抗血小板薬や抗凝固薬などの、いわゆる「血液さらさら」の内服薬を内服されている場合も、薬の中止をせずに施行可能です。
横須賀市立うわまち病院心臓血管外科では下肢静脈瘤の手術も積極的に行っております。昨年2017件も100件以上のレーザー治療を行いました。美容上の目的と、足のだるさ、攣り、色素沈着等の症状緩和のために小さな創で行っております。
また2015年4月より静脈瘤レーザー治療を開始致しました。日帰りにて手術を行い、生活制限なく治療が可能です。創も非常に小さくほとんど目立ちません。抗血小板薬や抗凝固薬などの、いわゆる「血液さらさら」の内服薬を内服されている場合も、薬の中止をせずに施行可能です。
4. 大動脈疾患(大動脈瘤・大動脈解離)
胸部大動脈: 最大径が55mmを超えた場合は人工血管置換術を施行しております。上行大動脈、弓部大動脈は基本的に人工血管置換術を行います。近年はオープンステント手術の導入により、より短時間に弓部大動脈置換を行うことができるようになってきました。胸部下行大動脈の拡大に対してはステントグラフト内挿術を第一選択としております。
急性大動脈解離や大動脈破裂は生命に直結する重篤な疾患でありますので、可及的速やかに緊急手術を24時間体制で施行しております。
腹部大動脈: 最大径が40mmを超えた場合は人工血管置換術もしくはステントグラフト挿入術を施行しております。
大動脈疾患は家族歴のある人や、体質や生活習慣に関連して発症する場合もあるため、リスク因子評価や大動脈疾患のスクリーニング検診、定期的な外来フォローアップ、または予防のための相談も積極的に行っております。
胸部大動脈: 最大径が55mmを超えた場合は人工血管置換術を施行しております。上行大動脈、弓部大動脈は基本的に人工血管置換術を行います。近年はオープンステント手術の導入により、より短時間に弓部大動脈置換を行うことができるようになってきました。胸部下行大動脈の拡大に対してはステントグラフト内挿術を第一選択としております。
急性大動脈解離や大動脈破裂は生命に直結する重篤な疾患でありますので、可及的速やかに緊急手術を24時間体制で施行しております。
腹部大動脈: 最大径が40mmを超えた場合は人工血管置換術もしくはステントグラフト挿入術を施行しております。
大動脈疾患は家族歴のある人や、体質や生活習慣に関連して発症する場合もあるため、リスク因子評価や大動脈疾患のスクリーニング検診、定期的な外来フォローアップ、または予防のための相談も積極的に行っております。
心臓弁膜症の外科治療
弁膜症におけるスクリーニング検査や定期的フォローアップ、外科治療を行っております。
手術が必要な患者様には、
大動脈弁疾患: 大動脈弁置換術を行っております。 安全に実施可能な症例は右小開胸か胸骨部分切開による低侵襲手術を積極的に行っております。症例によっては自己弁温存手術を行います。
僧帽弁疾患: 積極的に自己弁を修復する僧帽弁形成術を行っております。右小開胸による低侵襲心臓手術(MICS)にも積極的に対応しています。病態に応じて人工弁置換術も行います。
三尖弁疾患:弁形成術や弁輪縫縮術を積極的に行っております。 症例によっては、右小開胸による低侵襲手術を行っております。
右小開胸手術は、内視鏡補助下の創15cm以下の手術において、2018年4月から新たな保険償還が認められております。当院では2011年より神奈川県内では先駆けて導入してきましたが、2016年のチーム再編後は更に積極的に行っております。しかしながら小さい創で手術するには、患者さんへの体の負担は小さく創部感染のリスクが少ないですが、その分操作が難しくなって時間がかかったり、出血した場合の対処が困難ですが、安全に行うことが重要であり、この安全に行える基準として
①大動脈の性状が良好である
②心機能が良好である
③片肺換気が可能である
④著明な心拡大がない
などです。
弁膜症におけるスクリーニング検査や定期的フォローアップ、外科治療を行っております。
手術が必要な患者様には、
大動脈弁疾患: 大動脈弁置換術を行っております。 安全に実施可能な症例は右小開胸か胸骨部分切開による低侵襲手術を積極的に行っております。症例によっては自己弁温存手術を行います。
僧帽弁疾患: 積極的に自己弁を修復する僧帽弁形成術を行っております。右小開胸による低侵襲心臓手術(MICS)にも積極的に対応しています。病態に応じて人工弁置換術も行います。
三尖弁疾患:弁形成術や弁輪縫縮術を積極的に行っております。 症例によっては、右小開胸による低侵襲手術を行っております。
右小開胸手術は、内視鏡補助下の創15cm以下の手術において、2018年4月から新たな保険償還が認められております。当院では2011年より神奈川県内では先駆けて導入してきましたが、2016年のチーム再編後は更に積極的に行っております。しかしながら小さい創で手術するには、患者さんへの体の負担は小さく創部感染のリスクが少ないですが、その分操作が難しくなって時間がかかったり、出血した場合の対処が困難ですが、安全に行うことが重要であり、この安全に行える基準として
①大動脈の性状が良好である
②心機能が良好である
③片肺換気が可能である
④著明な心拡大がない
などです。