菅原 利彦
1971年、岡山県倉敷市生まれ。
代々大工の家に生まれ、幼い頃から木が大好きだった。 高校卒業後、彼方此方を旅し北海道で写 真家の久保敬親氏に出会い手伝いをしながら共に生活をする中で、その生き方や自然観に感銘を受ける。 その後、5年間東京でサラリーマン生活を送るが退社。およそ1年かけて北海道から沖縄までずっと興味のあった「日本の手仕事」を見る旅に出る。 この旅で「うるし」と出会い『日常雑器としての漆器』を作ることを決める。 岡山の前田海象氏に漆の基礎を学んだ後、神奈川で塗師屋の手伝いを経験する傍ら、漆器の産地をめぐり古いものや良いものを見たり、職人さんと話したり文献を調べたりしながら自分のめざす漆器について研究を重ねる。
2000年、「工房 然」を設立し長野県高遠町に移転。現在は挽物・指物も手掛けている。
(菅原利彦ホームページより)
木地をバーナーで炭化させてから漆を塗り、呼継ぎで他の木地が入れ込んであります
菅原さんもこの盃で氷を入れて日本酒を飲んでいるそうです
(7.4×H11)