はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

こういうのに限って、何度でも生き返る!?

2005-04-26 | 日記
JR福知山線の電車脱線事故は、本当にヒドいものだった。

詳しい状況がまだわからないとは言え、これは「人災」と言っても間違いないだろう。

運転士の罪は、当然問われるべきだが、会社の姿勢もかなり問われるのではないか。

私なども、工場のある会社に勤めているわけだが、こと「安全」に関しては、JR(旧国鉄)というのは、いわば「先生」であった。
特に「指差確認」とか「指差呼称」とか言われるものは、JRをはじめとした鉄道会社が先駆者であり、我々もそれを見習うように言われたものだ。
その先生がこのような状況では、なんとも情けない。

さて、その悲惨な事故について、またまたとんでもない記事が。

見出しは『運転士、異常行動「ゲーム脳」の特徴』

出た!「ゲーム脳の恐怖」

一時期マスコミにも好意的に取り上げられたものの、あちこちからその「トンでもなさ」を指摘されていたため、もう死んでいるのかと思いきや、今年2月に基地外ガキが母校の先生を殺した時にも出てきたが、どうやらまだ生きていたようだ。

いったいどこのバカ・マスコミが、と見れば「夕刊フジ」

まあ、たいした影響はないか、とも思われるが、こういう記事をすぐに鵜呑みにするバカ親もたくさんいるので要注意だ。

記事では、『「ゲーム脳の恐怖」の著書で知られる森昭雄・日大教授は高見運転士の行動をこう分析する。「高見運転士は過去3回も乗務員として重大なミスを犯しながら、自身で再発防止ができておらず、注意力が散漫な印象を受ける。(中略)大事な場面で倫理的な行動がとれず、キレやすいというのはゲーム脳の特徴とよく似ているともいえる」』とある。

この記事を読めば、「キレやすい」=「ゲーム脳」だと理解する人も多いはずだ。
ところが、このトンデモ教授の分析はそうではない。

詳細は、専門外の私が述べるよりも、以下のサイトなどを見ればわかるのだが、要はこのおっさん、ゲームも知らなければ、分析方法もいいかげん、さらにはそれらから導かれた結論は無茶苦茶、という「トンでも」度100%のバカ野郎なのだ。

http://www.critiqueofgames.net/book_review/07.html

こういう記事を載せるバカ・マスコミは、やはり今回の事故でも、現場で被災者や救助にあたる人々の邪魔をしているらしい。
ホントに困ったものだ。

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