どろんこ試合

セリーグのクライマックスシリーズのファーストステージは、意外な展開となっている。

第一戦を阪神が制したが、第二戦は雨中での試合となった。

見ていて気の毒なくらいのドロドロのグランドで、ちょっとした当たりも、ほとんど転がらなかったり、妙なバウンドをしたり、とにかく野手は大変だったと思う。

そんな中、２１安打を放った（そのうち、いつもならタダの内野ゴロもたくさんあった！？）DeNAが１３対６で制した。

この結果、本日が最終決戦となる予定が、降り続く雨のせいで、さすがにグランド整備ができないようで、結局本日の試合は中止となった。

それで、いちおう明日が最終決戦となるのだけど、明日も雨だと、もうそこで終わりになるのだそうな。

そして、１勝１敗のまま終了で、ペナントレースで上位（２位）だった阪神がファイナルステージ進出になるのだとか。

これは、ファイナルステージと、その後に続く日本シリーズの日程が決まっているので、いつまでも延期するわけにはいかないからだそうだ。

予報では、しばらく「秋の長雨」が続きそうな展開。

そうなると、ファイナルステージの方の日程も気になるが、こちらの方は予備日が２日あるのだそうな。

広島の予報では、降ったりやんだりの様子。

ファイナルステージでは、広島カープに１勝のアドバンテージがあるので、トータル４勝した方が日本シリーズ進出となるが、仮に雨で中止となる場合を想定してみると、２日間雨で中止となっても、予備日が使えるので試合運営に大きな支障はない。

問題は、３日以上中止が続いて場合だ。

ファーストステージと同様に、どちらかが４勝に満たない場合は、行われた試合数のうち勝利数の多い方が日本シリーズへ進出できる。

勝利数が同じ場合は、ペナントレースで上位だったチーム（つまり広島カープ）の勝ちとなる。

極端な話が、１試合も行われなかった場合は、もちろんカープの勝ち。

１試合しか行われなかった場合も、仮に阪神またはDeNAが勝ったとしても、トータルで１勝１敗となるので、やはりカープの勝ちとなる。

いずれにしても、エース（阪神ならメッセンジャー・秋山、DeNAなら井納・今永）が出てこられない序盤に試合が行われる方が、カープとしてはやや有利だから、先に１勝・２勝しておけば、後の展開は非常に有利となる。

実際、昨年もDeNAに対して、１戦・２戦とものにしたが、井納が出てきた第３戦は負けたし、第４戦の今永にも苦戦した。

まあ、雨頼みなんかしてると、いざ試合のできる天候になった時に、往々にして負けたりなんかするので、考えないようにしたいものだけど・・・

ここまで、ずいぶんと考えてしまいましたねえ。

ちょっと試合が空きすぎているのも気になるし・・・