たまには素直に！？

いやあ、思わず涙が出てしまった。

フィギュアスケートの荒川静香選手の金メダル獲得と、その表彰台での「君が代」。

解説の佐藤さんという女性が、荒川の金メダルが確定した時に「これで、君が代が聞けるんですね」と言ったことが印象的だった。

この言葉を聞いて「何を言ってるんだ」などと言うヤツがいたら、そいつはもはや日本人ではない。
実に厳かで、短い旋律の中にも見事な響きがあるではないか。

それにしても、ああいうのを「完璧！」と言うのだろうな、と思う。

もともと冬季スポーツには興味はないのだけれど、たまたまつけたテレビで、たまたま荒川の演技を放映していたのだが、もう目を離せなくなってしまった。
どこが、どういいのかもわからない競技だけど、見ていてミスがないことだけはわかる。

冬季オリンピックの種目の多くが「他の選手のミスを待つスポーツだ」という人がいたが、私も全体的にそのようなイメージをいだいていた。

「○○人が終わった時点で３位です」などと言われると、後に出てくる選手がそれ以下の成績でないと、その選手のメダルはあり得ない。
必然的に、他の選手のミスをつい期待してしまう、という誠に応援していて申し訳なくなるスポーツだと思う。

だから、直前で荒川のすばらしい演技を見せられた上位の選手が、残念ながら転んでしまったのも、かなりのプレッシャーがあったからに違いない。

特にフィギュアスケートなどは、皆一斉に競技をするというわけにはいかないから、余計に見る方にもツラいものがある。

村主選手もがんばって４位。

安藤選手は、失敗するのがほぼ見えていた４回転ジャンプに挑戦し、そして予定通り失敗し、予想通り（？）の１５位。
ただ、安藤選手としては、挑戦するしかなかったのだと思う。

そういう意味では同情せざるを得ないが、今後ともマスコミに潰されないよう、がんばってほしいものだ。

今日は荒川選手に敬意を表して、いつもと違って素直に（？）まとめてみました。