はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
映画やスポーツも大好きです!
(旧:はぶて日記)

バカな国民は漢字を使うな! ってか?

2004-07-23 | 日記
今日の産経新聞から。

先般、法制審議会の人名用漢字部会というところが、人名に使用できる漢字を578字追加する案を打ち出したことに対して、法務省が一般から意見を募集したところ、予想を大きく上回って1300件を超える意見が殺到したそうだ。

多かったのが「糞」「屍」「癌」などの文字はふさわしくないから削除してくれ、というものらしい。

確かに、人名漢字部会なり法務省の説明も中途半端だったし、そもそも「人名漢字」に限定としているところが混乱の始まりなんだろうけど、何か違うような気がする。

ふさわしくないと思うのなら使わなきゃいい話だし、そこまでして文句を言うほどの問題だろうか。

それに、これに対する識者(?)の意見も変だ。

命名研究家の牧野恭仁雄(くにお)というおっさんは「名前は、知られた字を用いないと意味がない。電話で説明しにくい字などが増えると混乱を招く」と言うが、自分の名前の「恭」って字は、どうやって説明してるんだ?
それくらい知っとけ、ってことか?
だいたい、命名研究家って何だ。

さらに続けて「現在使える字でも、誰も読めないようなものを面白がってつける親がおり、親の良識に任せるのは無責任。法務省の良識を示すべきだ」って言うが、これって本末転倒じゃないのか。

親がダメなら、そういうバカが増えないような教育をしていくのが、国のやるべきことじゃないのかね。
バカが多いから国が良識を示せ、って何言ってんだかよくわからない。

同じようなことを、漫画家のやくみつるも言っている。
「名前は公に用いる性質のものであるという意味でも、漢字の制限を用いるべきだ。お上が制限すること自体に反対する意見もあるが、そこまで自由にしていいほど、国民が成熟しているとは思えない」だって。
とても、画や文で生活している人間の言うこととは思えない。

要は「言葉狩りをせよ」と言っているのと同じじゃないか。
そうやって、ますます国民から漢字を遠ざけようとしているのか、「国民には漢字なんて難しいものは使わせるな」と言っているみたいで胸糞が悪い。

そこまでして国民をバカにするとは、自分はそんなにエラいのか?
お上もお上だが、中途半端な有識者にも要注意だ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 世の中相変わらず!? | トップ | 親の責任は? »

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事