昨日の天声人語。
世間からズレているのは改めて言うまでもないが、備忘録として留めておきたい。
全文引用する。
『人口あたりのイヌの数が最も多い都道府県はどこか。イヌの登録頭数のデータは、狂犬病の予防注射を所管する厚生労働省にある。群馬県庁でイヌの登録を担当する職員が計算してみたところ、群馬が1位だった。人口100人あたり7・3頭が登録されていた。三重、山梨、香川、岐阜と続く。最も少ない東京は3・1頭だった。 本紙群馬版が理由を分析した。海のない県が上位に多く、山間部に出没するサルやクマから農作物を守るためにイヌを飼った名残ではという推論だ。しかし栃木は21位、埼玉31位、奈良41位。いささか説得力に欠ける。 「奇説」として歴史的背景にも触れた。「生類憐みの令」の徳川綱吉は将軍になる前、今の群馬県の館林城主だった。昔からイヌをかわいがる風土があったという説だ。 綱吉ゆかりの神社仏閣を見がてら、館林まで行ってみた。イヌの姿はちらほら。それほど多い感じではない。駅前のペット美容室も、「うーん、そうなんですか」という答えだった。 東京に次いで少ないのは大阪、山形、福井、石川だ。都会は住環境の問題があるし、そもそも人が多い。日本海側が並ぶのは不思議だ。山形県の担当者は「優しい県民性ですが」と首をひねる。雪国は少ないのかとも思うが、雪が降れば、庭駆け回るものだろう。 秋田犬や土佐犬などを擁する「ブランド県」が上位のわけでもない。登録がきちんと行われている県が上位なのではと説く人もいたが、否定する声もあった。結局よくわからず、頭に浮かんだのは「犬民性」ということばだけだった』
「犬」とは書かないで、カタカナにするところからして、まず意味がわからない。
次に、人口あたりの犬の数の多い都道府県のデータを引っ張り出して、その分析をするのだが、ホントにまじめに考えているのか疑問だ。
楽しむつもりであれば、それはそれでいいのだが、わざわざ群馬に行く必要もないだろうに。
しかも、その結果が「イヌの姿はちらほら。それほど多い感じではない」ってバカか?
調査するなら、ちゃんと調査しろ。
そして最後は、どさくさにまぎれてダジャレかい。
別に「犬民性」という言葉が頭に浮かぶのもいいけど、だったらその定義くらい記せよ。
どうせ、最初からこの言葉を思いついたからコラムにしただけなんだろう。
世間からズレているのは改めて言うまでもないが、備忘録として留めておきたい。
全文引用する。
『人口あたりのイヌの数が最も多い都道府県はどこか。イヌの登録頭数のデータは、狂犬病の予防注射を所管する厚生労働省にある。群馬県庁でイヌの登録を担当する職員が計算してみたところ、群馬が1位だった。人口100人あたり7・3頭が登録されていた。三重、山梨、香川、岐阜と続く。最も少ない東京は3・1頭だった。 本紙群馬版が理由を分析した。海のない県が上位に多く、山間部に出没するサルやクマから農作物を守るためにイヌを飼った名残ではという推論だ。しかし栃木は21位、埼玉31位、奈良41位。いささか説得力に欠ける。 「奇説」として歴史的背景にも触れた。「生類憐みの令」の徳川綱吉は将軍になる前、今の群馬県の館林城主だった。昔からイヌをかわいがる風土があったという説だ。 綱吉ゆかりの神社仏閣を見がてら、館林まで行ってみた。イヌの姿はちらほら。それほど多い感じではない。駅前のペット美容室も、「うーん、そうなんですか」という答えだった。 東京に次いで少ないのは大阪、山形、福井、石川だ。都会は住環境の問題があるし、そもそも人が多い。日本海側が並ぶのは不思議だ。山形県の担当者は「優しい県民性ですが」と首をひねる。雪国は少ないのかとも思うが、雪が降れば、庭駆け回るものだろう。 秋田犬や土佐犬などを擁する「ブランド県」が上位のわけでもない。登録がきちんと行われている県が上位なのではと説く人もいたが、否定する声もあった。結局よくわからず、頭に浮かんだのは「犬民性」ということばだけだった』
「犬」とは書かないで、カタカナにするところからして、まず意味がわからない。
次に、人口あたりの犬の数の多い都道府県のデータを引っ張り出して、その分析をするのだが、ホントにまじめに考えているのか疑問だ。
楽しむつもりであれば、それはそれでいいのだが、わざわざ群馬に行く必要もないだろうに。
しかも、その結果が「イヌの姿はちらほら。それほど多い感じではない」ってバカか?
調査するなら、ちゃんと調査しろ。
そして最後は、どさくさにまぎれてダジャレかい。
別に「犬民性」という言葉が頭に浮かぶのもいいけど、だったらその定義くらい記せよ。
どうせ、最初からこの言葉を思いついたからコラムにしただけなんだろう。
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