はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

孤高の天才、ついに引退!

2013-10-05 | 日記
広島カープ一筋で頑張ってきた前田智徳が引退する。

通算24年(ケガで出場していない年もあるので実質22年)で、打った安打が2115本。

本塁打も295本打っている。

「天才」という言葉が適切かどうかはわからないが、この人ほど打撃について褒められている人もそういない。

と言うか、批判がまったくない、と言っていいかも知れない。

あの落合でさえ「天才はオレじゃない。前田だ」と言っているし、監督をしていた時も「真似していいのは前田だけ」と言っていたくらいだ。

理想のフォームというのか、入団以来まったくいじるところがなかったそうだ。

先日も、元広島の金本知憲がNHKのインタビューで「(もしケガがなかったら)安打は3000本くらいいっていたんじやないですか」と言っていた。

それ以外の選手・監督も、以下のようなコメントをしている。


原辰徳「彼とイチローはその他の選手に較べて打撃センスの次元が違う」
イチロー「天才とは前田さんのような人のこと」
松井秀喜「日本で1番いいバッターかもしれません」
江川卓「天才と呼べる数少ない選手のひとり」
掛布雅之「前田は他の選手とはワケが違う、3割3分が最低ノルマ」
張本勲「今すぐ通用する、文句のつけようがない」
長嶋茂雄「彼は文句無しで天才」
星野仙一「天才としか言いようがない」


イチローの場合、入団した時の憧れの人がこの前田らしい。

だから、入団時に、当時前田がつけていた背番号「51」を希望した、と言う話もある。

初めてオールスターで前田に会った時、前田から「ヒットばっかりじゃ、つまらんじゃろう」と言われたとか。

さすがは前田。
あのイチローにそんなことが言えるとは・・・


とは言え、あまりにもストイックすぎて、まわりの者を寄せ付けない雰囲気を持っていたという話もある。

大リーグに行った広島の元エース黒田博樹が、「いつか広島に帰ってくるだろう」と言われ続けているにもかかわらず、いまだに帰ってこないのは、この前田がいるせいだ、とも言われている。

北別府投手(当時)の200勝がかかった試合で、外野を守っていてエラーをし、同点に追い付かれた時、その後決勝のホームランを打った後に泣いた、という話は有名だが、日ごろのコメントにも、独特なもの(というか意味がわからないもの)が多かった。

ある意味やりにくい選手なのかも知れない。


前田自身は、入団2年目の1991年にチームの優勝を経験しているが、それ以降は、残念ながら優勝を経験していない。

金本(阪神で経験しているが・・・)とともに、ぜひとも広島で優勝を経験してほしかった選手だが、今後、コーチ・監督として残るのかも知れないが、ぜひ生涯広島のために尽くしてほしいものだ。


とりあえず、24年間御苦労さまでした。

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