下剋上！？

プロ野球は、セリーグ・パリーグともに、前年度最下位のチームが優勝する形となった。

パリーグでは、オリックスの優勝は２５年ぶりだとか。

まだイチローがいた頃の話で、その後低迷が続いていたのだけど、何せ日本一の投手である山本由伸と、日本一の打者である吉田正尚がいるのだから、これまでは投打が噛み合っていなかった、ということだろうか。

ヤクルトの場合は、６年ぶりとのことなので、前回優勝を経験しているメンバーも残っているのだから、まあそこそこの実力があるのは間違いないが、むしろここ２年間最下位だったことの方が意外だ。

そうなると、ここ２年間在籍していて、その後いなくなった人と言えば・・・

広島に来たコーチの河田！

なるほど、こいつのせいで広島はあわや最下位になりかけたわけだな。

一方で、ヤクルトの田口などは、巨人で２連覇を経験した後にトレードでヤクルトに来ているので、これで一人３連覇だ。

逆に広島で３連覇を経験し、その後巨人でも２連覇を経験するなど、ここまで一人５連覇中だった丸は、今年で途切れてしまった。

本人が活躍する・しないに限らず、「持っている人」「持っていない人」というのはいるようだ。


それで思い出すのは、ちょっと古い話にはなるけれど、あの江川卓が騒がれていた頃のこと。

1973年の夏の甲子園で優勝した広島商業の金光選手は、その後江川などと共に法政大学に進み、ここでも優勝を経験している。

広島出身であるので、当然広島カープがドラフトで指名するのかと思っていたが、指名されずにプロ行きを断念し、社会人野球（三菱重工広島）に進んで、ここでも優勝を経験している。

つまり、高校・大学・社会人でそれぞれ優勝を経験しているという稀有な存在だった。

こんな人は、他にいるのかと思って調べてみたら・・・

何と高校・大学・社会人・プロすべてで優勝している人がいた！

その名は若井基安。

ＰＬ学園⇒法政大学⇒日本石油⇒ダイエーホークスで、それぞれ優勝を経験したそうだ。

ただし、ダイエー時代、優勝した年での１軍出場はなかったとのこと。

とは言え、こういう「持っている人」は、貴重な存在だと思う。


ところで、来期の広島カープの首脳陣はほぼ変わらないみたい！？

まさか佐々岡が続投するとは・・・

単に「持っていない」だけではなく、「わけのわからない選手起用、意味不明な采配」などチームに悪い影響を及ぼすような首脳陣はいらない！

「悪い影響」っていうのも、何か他人事みたいで変かな？

だって、足を引っ張っている張本人なんだから。