昨日のいくつかの新聞に載っていた記事から。
北海道大学大学院での研究によると、働き者の象徴と思われている「働きアリ」の約2割が、実はほとんど働いていないそうだ。
研究では、30匹ずつのアリを3つの人工の巣に移して観察をしたところ、「女王アリや卵などをなめてきれいにする」「巣の掃除をする」「エサ取りをする」アリは、全体の8割で、残り2割は「停止している」「自分の体をなめている」「何もせず移動している」だけだったらしい。
しかも、よく働くアリのうち何匹かを取り除くと、次によく働くアリは労働量が増えたが、働かないアリは何があっても働かないとのこと。
いやあ、なかなか面白い事実だ。
通常は、一つの巣にはもっとたくさんのアリがいるわけだけど、普段見ている限りは、皆それぞれ役割をもって働いているように見えるのに、実はそのうちの何割かはサボっているのかと思うと、実に愉快だ。
こういった研究結果が出ると、「人間の世界でも・・」などと、すぐに教訓めいた話に持っていこうとする輩がいるが、私はそんなことを言うつもりなど毛頭ない。
単に生物の世界って面白いと思うだけだ。
このアリの場合も、もし働かないアリだけを集めてみたら、いったいどうなるんだろうか、という新たな興味が湧く。
「仕方なく」働き始めるのか、それとも頑なにサボるのか。
女王アリの存在の有無によっても違うだろうし、環境によっても違ってくるのだろうか。
研究グループは「働かないアリも、何か巣の中で役立っているのではないか」とコメントしているようだが、さらに研究を続けてほしいものだ。
また、同じようなことは働きバチについても言えるのだろうか。
その他、集団で生活する動物たちにも、似たようなことがあるのだろうか。
ほとんどの生物が本能だけで動いていると思われるが、もしかしたら「本能的に働かなくなった」ということもありうるのかも知れない。
これも自然のバランスというやつだろうか。
北海道大学大学院での研究によると、働き者の象徴と思われている「働きアリ」の約2割が、実はほとんど働いていないそうだ。
研究では、30匹ずつのアリを3つの人工の巣に移して観察をしたところ、「女王アリや卵などをなめてきれいにする」「巣の掃除をする」「エサ取りをする」アリは、全体の8割で、残り2割は「停止している」「自分の体をなめている」「何もせず移動している」だけだったらしい。
しかも、よく働くアリのうち何匹かを取り除くと、次によく働くアリは労働量が増えたが、働かないアリは何があっても働かないとのこと。
いやあ、なかなか面白い事実だ。
通常は、一つの巣にはもっとたくさんのアリがいるわけだけど、普段見ている限りは、皆それぞれ役割をもって働いているように見えるのに、実はそのうちの何割かはサボっているのかと思うと、実に愉快だ。
こういった研究結果が出ると、「人間の世界でも・・」などと、すぐに教訓めいた話に持っていこうとする輩がいるが、私はそんなことを言うつもりなど毛頭ない。
単に生物の世界って面白いと思うだけだ。
このアリの場合も、もし働かないアリだけを集めてみたら、いったいどうなるんだろうか、という新たな興味が湧く。
「仕方なく」働き始めるのか、それとも頑なにサボるのか。
女王アリの存在の有無によっても違うだろうし、環境によっても違ってくるのだろうか。
研究グループは「働かないアリも、何か巣の中で役立っているのではないか」とコメントしているようだが、さらに研究を続けてほしいものだ。
また、同じようなことは働きバチについても言えるのだろうか。
その他、集団で生活する動物たちにも、似たようなことがあるのだろうか。
ほとんどの生物が本能だけで動いていると思われるが、もしかしたら「本能的に働かなくなった」ということもありうるのかも知れない。
これも自然のバランスというやつだろうか。
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