会議以外の時間は、仕事として認めません！

安倍首相が連続で147日間勤務した影響か、先日検査のために病院に行ったことをメディアが大きく伝えている。

何を期待しているのかと言って、「大病でも患ってしまえ」と思っているとしか思えないが、立憲民主党の安住などは、「そろそろ総理の方から直接、体調が万全なのかどうか、今の健康状態含めて、国民にお話しなさったらどうですか」などと、相変わらず上から目線でコメントしている。

病気かどうかもわかっていない状況であるにもかかわらず、「病状は相当重いようだ」という実在するのかどうかも怪しい自民党幹部のコメントを載せているメディア（時事通信）もあるようだ。

さらに、ＴＢＳや毎日新聞は、安倍さんの写真をわざと黒くして、いかにも顔色が悪いように加工している、という疑惑まであるらしい。

https://pachitou.com/2020/08/21/%e6%af%8e%e6%97%a5%e6%96%b0%e8%81%9e%e3%81%a8tbs%e3%81%af%e5%86%99%e7%9c%9f%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e3%82%92%e5%a0%b1%e9%81%93%e3%81%a8%e8%a8%80%e3%81%86/

あの手この手で、安倍さんの足を引っ張ろうとするメディアらしい報道であるが、週刊誌も負けてはいない。

ほとんど見たいことはない週刊誌の一つである「女性自身」が、わけのわからない記事を載せたらしい。

147日連続ということだから、当然のことながら本来休日である日も働いている、ということになるのだが、この休日勤務について「執務時間が1時間以下だった日は全体の27.7％（47日中13日）、2時間以下だったのが63.8％（47日中30日）」と書いている。

一言で言うと、「休日も働いていると言ったって、大半は2時間以下じゃん」というわけだ。

何をもって「執務している」と判断したのかと言うと、メディアが報道している首相動静だけを見て試算したらしい。

これは国会に出ている時間が主なものになると思うが、たとえば13時から15時まで国会に出ていたとして、その前後（特に直前）は「執務をしていない」と判断する根拠はいったい何なんだろう。

週刊誌の記者は、記事を書いている時間や取材をしている時間以外は「労働時間とは認めない」ということになっているの？

午後から会議（国会）があるとしたら、午前中から準備なり打合せをするのは当たり前のことだろう。

もしかして、週刊誌の記者は記事を書いている時間・取材をしている時間以外はぼ～っとしている、ということなの？

少なくともお昼前後に会議があるとしたら、何だかんだでその日は一日潰れてもおかしくはない。

そんなことも考えずに、単純に会議中の時間だけ数えて、「何だ、たいして仕事してないじゃん」という記事を書くとは、バカもいいところだ。

しかも『支持率が急落しているなか、コロナ対策の失敗や政権が抱える数々の不祥事について、国会や記者会見の場で追及されたくないというのが本音だろう。『激務のために首相は休む必要がある』とアピールすることで、国会や記者会見から逃げ回っているという批判をかわしたいという思惑があるのだろう』」などと、どこの誰が言ったのかもわからないいいかげんなコメントまで載せている。

そこまでしなけりゃいけないなんて、安倍さんがいるとよっぽど都合が悪いのかねえ。

それにしても、「『激務のために首相は休む必要がある』とアピールする」などという言い方は、悪意の塊としか思えない。