はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

映画評1207 ~ レディ・ガイ(CS)

2024-09-07 | 映画評
今回は「レディ・ガイ(CS)」です。

「ストリート・オブ・ファイヤー」「48時間」などで知られるウォルター・ヒル監督が、性転換手術で男から女にさせられた殺し屋の戦いを描くアクション映画。「ワイルド・スピード」シリーズのミシェル・ロドリゲスが主人公フランク役を演じるほか、フランクを女に変えた女性医師役で「エイリアン」シリーズのシガニー・ウィーバーが出演。

主演:ミシェル・ロドリゲス
共演:トニー・シャルーブ、アンソニー・ラパリア、ケイトリン・ジェラード、シガニー・ウィーバーなど

<ストーリー>
銃撃戦によって意識を失った凄腕の殺し屋フランク・キッチンは、見知らぬベッドの上で目が覚める。全身に巻かれた包帯を取り去り、鏡を見たフランクは、自分の姿がまぎれもない女に変貌していたことに驚愕する。フランクは正体不明の女性医師によって性転換手術を強行されており、しかも、それが医師のフランクへの復讐を意味しているという。大切なものを奪われたフランクもまた、自身の姿を男から女に変えた者への復讐を開始する。


当代随一と言ってもいいと思われるアクション女優の第一人者・ミシェル・ロドリゲス主演のアクション映画である。

ただ、あらすじを見てちょっと不安だった。

なぜなら、元男性の殺し屋フランクが、自分の弟を殺されたことで怒りを爆発させた女性医師によって、復讐のために性転換手術をされてしまうのだけど、性転換後がミシェル・ロドリゲスということなので、その展開が気になっていたからだ。

そして、冒頭でそのフランクを見て、ちょっと笑ってしまった。

何と、ただ髭を生やしただけのミシェル・ロドリゲスだったからだ。

しかも、首より下は特殊メイクかなんかで、胸毛の生えた筋肉質の男だったので、余計に違和感があった。

そして、手術後のフランクが、自分が女にされていることに驚いて、胸をさわったり股間を確認(?)したりするシーンで、珍しいロドリゲスのヌードが見られる(別に見たくもないけど・・・)

彼女は色気で売っている女優ではないし、途中で出てくる彼女(彼?)とねんごろになる女性とのラブシーンは何とも奇妙だ。

どうせなら、男である時はまったく別の(でも、ロドリゲスにちょっと似ている)男性が演じた方が良かったのではないかと思う。

その後の展開は、彼女のアクションが爆発するのだけど、物語はむしろ彼女中心ではなく、シガニー・ウィーバー演じる女性医師の回想・供述が中心となっている。

その後、彼女は元の男性に戻れないことがわかると、完全に女性医師に対して復讐に走る。

それは何かと言うと、自分に対する手術に加担した連中を皆殺しにした上で、その罪を女性医師になすりつけ、彼女の異常性を公にすることによって、二度と手術ができないようにして、彼女の未来を抹殺することだった。

あの手術をいったい誰がやったのかはよくわからない、というよりは、あんな手術自体が存在するのか、という疑問は残るのだけど、いずれにしても衝撃的なラストでした。

ということで、冒頭でかなり拍子抜けしてしまったことと、アクションよりは女性医師の供述中心の展開だったので、全体的に迫力とハラハラ・ドキドキ感には欠けていたように思えたので、評価は「C」にしておきます。


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