老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

鶯の協奏曲

2015-05-16 10:07:27 | 俳句
 近くの 湯治の郷へ行く。
 バブルの時の温泉付き別荘やマンションの売り看板が目立つ。
 露天湯に入る。先客がいて、聞くともなしに聞こえくる話に耳をかたむける。
若い二人連れは、職場での人間関係の難しさをうちあけあっている。
四人連れは、孫のこと、ゲートボールの成績のこと、グルメのお店の話。
 四方を山に囲まれた露天風呂は今、緑のすり鉢の底にある。
時々、夏は蛍が舞う、川のせせらぎの音を聞きつ、空を見あげることも。
露天湯には流れがある。時計回りをしている。、紅葉がくるくると何周もしている
こともあった。筧を落ちた湯が、排水溝を出てゆく筋らしい。巌に座って、俳句の一句
でもと、、、、うまくゆくわけない。。。
風呂を出て、近くのそば処で、手打ち蕎麦を食べるのも楽しみの一つ。
蕎麦が打ちあがる待ち時間に、湯でほてっていた体も、汗がひいてゆく。

 今この峡のいで湯の郷。この世に鳥は鶯しかいませんとばかり鳴いる。

   
    ☆ うぐいすのケキョに力をつかふなり   辻桃子

 
  ソプラノ   ホ~~~ホケキョ、ケキョケキョケキョケキョ ホ~~ケキョ
  メゾソプラノ   ホーホケキョ♫ホーホケキョ♫
  アルト   ホケキョ♪ホケキョ♪ケキョ♫ケキョ
  バス   オーオケキョ♪ オーオケキョ

    
    🐦   BGMさながらうぐいす露天湯に  

  
コメント
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