(こてふる) の意味?
説明できない。
誰か知らない?
初めて俳句を教えてくださった、先生が
「この句はこてふっている」 とよく使った言葉である。
富安風生さんの秘書で、俳誌「若葉」に編集にも携わっていた方が使っていた。
私なりに、それらの句を解釈?理解をしていたのは、左官屋が壁にこてこて土の上塗りを何度も繰り返している様な意味あいとおぼろに思っていた。
下手な句を上手にみせようと、奇抜な言葉の斡旋で人を煙に巻いて、本質から離れたところで、興味を誘うような表現をする。
先生の傍にいて、そんなふうに「こてふっている句」と評した句を私なりに解していた。
今、「古志」の先生の教えに
* レトリック(言葉の技巧)にこだわるな
* 言いくるめたりごまかすな
本質は全く同じである。
しりとり俳句で私の琴線に触れた、ああ良いと思った句があった。
🏇 そこからは花野の風が吹いてをり 猫髭
句なんぞというものは、変に小理屈つけて評をしないで良いと思う。
それこそ こてふった 選評を書かなくても、私の心に触れた良い句でいいではないか。
しりとり俳句で時々、良い句に出会い、しりとり俳句ここにありと思うことがある。
この句を繋いで メルヘンの国の住人ラスカルさんが、、
🍂 花野までアリスの国の風が来る ラスカル
🍂 帽子なくしアリス泣いてゐる花野 むめこ
🍂 白萩やアリスは兎追ひ駆けて ラスカル
🍂 箒目のきれいな朝萩揺るる てまり
🍂 爽やかやきれいなアリスの二重の目 むめこ
とつながれていった。
たかがしり取り されどしり取り、、、楽しいこと。