Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

雪の優しさ・・・

2008-03-02 22:58:51 | 旅行記

コナサン、ミンバンワ!2008=平成20年3月も、拙ブログを宜しくお願いします。

「三寒四温」と呼ばれる昼夜の温度差が大きくなる時期になった。今日の当地名古屋は穏やかな天候だったが、今夜よりは怪しくなり、又晴天となる明後日以降は寒の戻りとなる様だ。各位風邪など召さぬ様、体調留意にて参りたいものであります。

さて春までもう一息と言う事で、積雪にてご苦労の多い日本海側の方々には恐縮だが、雪景色ももう少しでご無沙汰となる為拙欄にて少しこの事に触れさせて頂く。当地西郊の岐阜・滋賀両県境に位置する伊吹山。標高は1377mでそう高くはないが、雪の時期はちと気になる存在ではある。

同山の中腹は大規模な採石場。切り開かれた山肌は見るも無残な姿を晒し、夏場などは目を覆いたくなる程の光景である。1960代=昭和30年代中期よりの高度成長、そして1980代中頃=昭和末期の所謂バブル時代の建材需要増により開発は急速に進んだ。それに反比例して山容は醜くなってしまったのである。

この様な伊吹山だが、冬場の景色はまだ救いがある様だ。積もった雪が、採石場の深い傷を隠す役割を果たしてくれ、夏場よりは良い眺めとなるのである。おまけ画像は岐阜県より滋賀県に入った米原市内からのものだが、手前を行く東海道新幹線の車窓からも勿論認められる。再び恐縮だが、一面では大変厳しい雪の持つ「優しい一面」を見せられた思いもしている所である。

疾走する列車は下り「のぞみ」号。JR西日本の誇る俊足車500系だが後継車種の投入も進み、今年中に東海道新幹線区間より撤退の可能性が高いのはやや残念であります。

Img_0951

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道路建設コストは下げられる

2008-03-02 16:33:00 | インポート
コナサン、ミンニチワ!2008=平成20年3月も、拙日記を宜しくお願いします。
本日の当地名古屋は午前晴れ、午後曇りの空模様。今夜から明日にかけてどうも怪しい様です。依然寒いのは事実ですが、晴天が長続きしなくなった事に、少しは春の気配が感じられもすると言った所です。

さて先月下旬の事になりますが、当地近郊の三重・滋賀両県を結ぶ初の高速道路、新名神高速道の内亀山~草津田上間約50kmが開通致しました。当地より関西へ車にて行く場合、従来の名神道よりは距離が短く、曲線や勾配なども大型車が走り易くする様改善され、かつ関が原付近に多い冬場の雪の影響も少ないとか。開通自体は奉祝ですが、手放しで喜んで良いかと申せば少し怪しい部分もありますね。

報道によれば、この区間の工事に要した費用は約\5000億。1m当たり実に約\1000万であります。約40年前に全線が開通した東名高速道路の当時の費用が1m当たり約\100万。当時と今との貨幣価値とか諸物価を考慮しても少し高すぎる印象は拭えません。
新名神高速道路は向う約10年以内に当地名古屋と我が思い出の地、神戸との間約174kmを結ぶべく、現在も第二東名高速道路と並行して施工が続けられ、見込み工費も名神間の当初予定約\1兆強が約7000億へと35%余り下方修正されています。差額は極めて大きく、コスト抑制への努力の跡は認められるものの、まだ不十分ではないでしょうか。

申すまでもなくこうした高速道路や国道などの主要道路の整備には、我々自動車保有者が納付する自動車諸税が充てられています。道路特定財源と呼ばれるこれら諸税は昭和後期の1970年代に道路整備を早める目的で税率が引き上げられ、今も同様になっています。今年度よりは財源に余剰が生じるとされ、税率の見直しや使途を巡って国会が揺れているのはご存知の通りです。
財政難に喘ぐ祖国日本。である以上、財源の使途に無理無駄は許されず、税率にしても納税者の立場をも顧慮した健全なものである事が厳しく要求されるはずですが、そうした作業が十分かどうかは疑問の余地がありますね。

場所は変わりますが今年初、大分県のマラソンで有名な別府~大分間の新道建設に際し、地元の農業家の方がかなり踏み込んだ土木の勉強をなされ、地元にとって本当に有益な道路のあり方を立地、積算の面から追求なさったとの興味深い報に接しました。
それによると、道路コストは建設当局の計画にほぼ2/3に抑え込む事ができ、若干の迂回により多少距離は伸びるものの、環境への影響も低くできる事が分りました。この事から農業家の方は「どうも道路用地の調達などで、関係省庁や地元有力者の利権が絡んでいる事が想像される」との見解をお示しになっています。
具体的には「費用が高くなっても建設側にとって仕事量の多い方が望ましいし、用地取得にしても、有力者の土地が高く売れる事を期待している節がある」意味の内容でありました。明白な事実ではありませんのでこれ以上の言及はしませんが、どうもこうした「利権込み」の積算が横行している様で、事実とすれば大変遺憾であります。

道路財源は無限ではありません。今後は若年人口の減少による納税人口と交通需要の減少をも視野に入れる必要があるでしょう。
東国原宮崎県知事の力説にある様に、地方では依然道路整備と改良の余地が大きいのは事実ですが、構造改革に逆行する様な高コスト構造を放置してはならないのも事実。
ここは前出の農業家の方の様に、民間の知性をも利用して真に必要な道路だけを整備し、適正な費用を弾き出す健全な積算のあり方が強く求められていると思います。
新名神高速道の交通需要は大きいと私は見ていますが、反面今の名神高速道の競合区間の交通量が大きく減る可能性も高いのです。
国土交通省の道路整備計画は、今後も交通量が増え続けるとの前提で立てられている印象を強く受けますが、もう今は「補完」よりも道路同士での「通行量の奪い合い」の時代に入りつつある事にそろそろ気がついて頂きたいものであります。*(日本)*
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