Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「3.11」から 8年

2019-03-11 21:07:02 | 社会・経済

M9.0の大いなる破壊力を伴った 東北地方太平洋沖地震が引き起こした東日本大震災から満 8年。改めて、2万人超の犠牲各位への弔意と、依然数万人に近い避難生活を余儀なくされる被災各位へのお見舞いの意を申す次第。今日一日は TVを初め、ネットを含む各メディアにても、前述の震災を振り返り、これからの防災を考える番組が多かった様だ。拙者の住む東海地方を初め 大地震の空白域は徐々に狭められ、当地の震災リスクもその分高まっているという事だろう。避難場所の確認、飲料水や非常食及び持ち出し品の確認など、危機的状況に陥った時 少しでも慌てない様備えないと、と改めて思った次第。

東北地方の この時の大いなるダメージは、震災と大津波によるものばかりではない。事実上の人災とも言われる、東電・福島第一原発の大事故によるそれも忘れてはならないし、そも忘れられないだろう。この事故の影響が少なかった宮城・岩手両県の復興がまぁ順調に進んだのに対し、福島県のそれが容易に進まないのは不運にして不幸と言わざるを得ない。事故当事企業の東京電力は 当然事故責任を誠実に負うべきだし、その為に経営資源全部を費やす事になるとしても やむを得ないだろう。今後の状況にもよるが、賠償を伴う原発事故処理の後、会社自体を清算して消滅のやむなきとなるのではないかとの厳しい見方もある様だ。

次に、原発事故を含む震災対応につき やはり旧民主党政権の責任は免れぬものがあろう。下野した旧民主党勢力 特に立憲民主党は社民、日共とも接近して反原発運動の先頭に立とうとしているが、節操も説得力も感じないのは拙者だけか。枝野同党代表は民主党政権の官房長官時代に遭遇したこの震災と原発事故につき、当初「直ちに健康に害はない」として 特に原発から少し離れた福島市の東郊 渡地区や川俣町・山木屋地区の避難遅れを招き、結果 事態を深刻化させたとされるのだ。国による計画的非難予告が出されたのは、震災発生から一カ月後の 4/12だったといわれる。嫌でも「もしこれが、自民党政権だったら・・」との想いにさせられる話だ。

もう一つ、阪神・淡路大震災の折もそうだったが、天皇・皇后両陛下による被災地ご訪問が複数回行われたのも記憶されるべき。両陛下は被災地へ赴かれるに際し、常に被災者の視点に立たれるべく努められ、ご訪問先の被災各位も大いに励まされ 意を強くされたとの声を複数聞く。今上陛下は 昭和天皇の時代から名代(みょうだい)として震災以外の被災地へも赴かれている由だが、当初の報道メディアの反応は「有難迷惑」とか「どうせなら、犠牲者の遺体を目の当たりにする様な 現場の最前線まで行かれるべき」の様な「心ない」を超越した糞レベル記事もあったとか。どうせ出所は 朝日新聞勢力などの左派メディアでは? と拙者は推測するのだが。

最後に、大きな課題を一つ指摘しておきたい。それは防災ヘリコプターの確保についてだ。先の東日本大震災の折は 防災行政の対応が後手に回り、民間保有のヘリ機材は全て報道メディアが押えた後だったといわれる。そうした事態の再発は、絶対にあってはならない。言論・表現の自由は「何をしても言っても許される」という意味ではない。常に最低限のヘリ機材を防災・救援の為に確保し 報道メディアが自由使用できる数量を規制できる法制を整備すべきだ。政府提出でも議員提出でも良いが、こんな所でも特定野党はアテにならない。どうせこうした法案への取り組み施政は後ろ向きが分っている。特に参院はメディア出身議員が多く、初めから期待薄だろう。あらゆる面で「普段から一定は備える」姿勢が まずは大切なのだろう。今回画像は、過日埼玉・大宮にて捉えた 北陸新幹線の主戦 E7系の列車。電気性能的には東北・上越新幹線にも乗り入れ可能で、時に北陸新幹線との直通運転も実施される様です。以下に 関連記事をリンク致します。(草莽隊日記様) https://blog.goo.ne.jp/ikeiketarou/e/640b2c9412bc0f7713bd01d55fa5f213

コメント (2)
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