Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

全審議不当欠席・・ガーシー参議除名は 本人に留まる問題ではない。

2023-03-15 09:06:24 | 国際・政治

以前の総務省文書の件など 何かと問題ある参院だが、ならば当選来一度も審議に加わらない「なんちゃって議員」除名の件も、同様に重いだろう。昨日の参院懲罰委員会にて、昨夏以来一度も登院・審議出席しない 旧NHK党・ガーシー参議の除名が前回一致で可決に至った件は当然と心得る。以下 今朝の読売新聞ネット記事を引用して、少し見て参ろうと思う。

「ガーシー氏の『除名』、きょうの参院本会議で決定へ・・『前議員記章』も交付せず」

参院懲罰委員会は 3/14、政治家女子 48党(旧NHK党) のガーシー(本名・東谷義和) 参院議員が国会欠席を続けている問題を巡り、国会議員の身分を喪失させる「除名」とする懲罰案を全会一致で可決した。3/15の本会議で決定する。除名は 1951=昭和 26年以来で、現行憲法下では 3人目となる。

懲罰委では、ガーシー氏の代理として同党の 浜田 聡 参院議員が弁明し、「登院しないと公約して当選した。民意を無視するものだ」などと主張した。自民党の 牧野京夫(まきの・たかお) 参院議員は討論で「主権者たる国民と参院を愚弄する行為だ」と批判し、「最も重い懲罰は避けられない」と訴え、立憲民主、公明、国民民主、共産各党も賛同した。

これに関連し、参院議院運営委員会は 3/14の理事会で、ガーシー氏が除名となった場合、「一度も登院せず、院議に反した」などとして、自由に国会に出入りできる「前議員記章」を交付しないすことを決めた。(引用ここまで)

旧NHK党・現政治家女子 48党の「民意無視」の主張は、全く当たらないもの。ガーシー参議の「登院せずを公約して当選」とは、そも登院して審議出席が大原則の 国会法違反の無効なものだろう。国会議員の審議欠席は、それこそ健康面や緊急時対応など 例外的にやむなき場合にのみ認められるもので、ガーシー参議の様な確信犯に当てはまるものでは決してない。そんな事を少しでも許せば、それは議会制民主主義への脅威を呼び寄せる様なものだろう。

第二に、この間にもガーシー参議向けの これまでの議員歳費は全額支給されている。この事が 国民的に認められるのか?甚だ疑問ではないか。旧NHK党は「全て合法」を主張したいのだろうが、前述の事共からそれは既に破綻しているだろう。ガーシー参議の不帰国を初めとする一連の言行は「あくまでも一部からのみ支持されるもの」でしかないのだ。

今日午後までには、前述処分が粛々と決定され 実施される事となろうが、事はガーシー参議個人の問題では済まされないだろう。党公認候補の段階で 違法な公約を掲げた事を咎めなかった事も公党としてどうなのかとの想いもあるし、又 そうした政治勢力を、社会性など冷静な視点から評価する事なく 情緒だけで熱病の様に支持してしまった有権者にも、この様な芳しからぬ人物を 一度は国会へ送った責任の一端があろう。

ガーシー参議の処分を巡り、旧NHK党は、対国家賠償を求める方針らしい事を聞いた。そんな訴えを起こすのは自由かも知れないが、それを支持するのは ガーシー参議を含む同党の一部シンパに留まり、国民的多数の理解は得られない事だろう。それこそ「ただの脅し」とも取られかねず、反社勢力スレスレとの印象を抱かれる可能性もあろう。

やはり一つの教訓として、我々は政治勢力との向き合いも 議会民主制の原則と突き合わせて妥当な勢力なのか?少しでも冷静に一考してから支持し、党公認候補にも一票を投ずべきとの所に落ち着くのではないか。今年も間もなく、早めの桜の時季に。先年ので恐縮だが、当地北郊の岐阜・各務原(かかみがはら)市民公園の花の様子を。通る線路は名古屋鉄道・各務原線。

コメント (2)
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