Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

石破新政権の目指す、日米関係再考は良いが

2024-10-01 21:44:26 | 国際・政治
2024=令和 6年 10月も、拙ブログを宜しくお願い致します。秋とは名ばかりの残暑が続く当地愛知だが、季節の節目は事実。この時季にありがちな風邪などの感染症には十分注意の上 健康安全に過ごせればとも思う次第。

その様な状況下、ほぼ 3年に亘る 岸田内閣が総辞職。入れ替わりに与党自民新総裁に就いた 石破 茂・元党幹事長が第 102代内閣総理大臣を拝命。先程組閣も完了した様だ。

前回も触れた通り 決して多くを期待できる状況ではなさそうだが、開会の今臨時国会の会期や かねて話のあった衆院解散総選挙の日程を巡っても、総理拝命の為の首班指名以前に情報を表にするなど 早くも乱調の気配もする所だ。

「話が違うじゃないか!」諸野党のこの反応、今度ばかりは尊重すべきかとも思う所。衆院解散総選挙にあたっては 十分な議論の場を持った上で行うとの表明がなされたはずだ。その臨時国会の会期は 今日を含めても僅か 9日。今月前半には告示され、10/27日曜に投開票の運びだという。この短期間で十分な与野党論戦ができるとは思えない。

与党保守側の拙者でさえ「何を焦っているのか?」の想いしきりだ。主な野党トップからは 天皇の国事行為にも属する内閣総理大臣任命より前に衆院解散総選挙日程を明らかにするのは憲法違反が疑われるとの指摘もあり、石破新総理は、岸田前総理が折々表にしながら結局は果たせなかった「丁寧な説明」を今度こそ実行しないと「ルールを守る政治」の標語共々、序盤から新政権の信頼を失う事となろう。

「焦っている」と言えば、これまで概ね良好ともされた 同盟を組む米合衆国からも、石破新総理の対米安保観につき 疑問符がつけられてもいる様だ。日米相互の信頼に影を落とす事ともなれば大きな問題ともなろうが、この所につき 先日の時事通信ネット記事を引用して、みて参ろうと思う。

「米、同盟強化の路線継続求める=「地位協定改定」を警戒ー自民総裁選・海外反響」

自民党新総裁に 石破 茂氏が選出されたことを受け、米政府は日米両国が推進してきた同盟強化の路線を継続するよう求める方針だ。一方 東アジアの安全保障環境が厳しさを増す中、同氏が日米地位協定の改定を提唱したことに警戒も聞かれる。

故・安倍晋三氏を筆頭に 菅 義偉(すが・よしひで)氏、岸田文雄氏の歴代 3首相はそれぞれ同盟深化に奔走した。米側は 防衛費増額や反撃能力の保持、韓国やオーストラリアを含む同志国との関係強化といった日本の取り組みを高く評価。(同国)国務省の報道担当官は取材に対し「(石破氏と)日米同盟をさらに強め、自由で開かれたインド太平洋という共通のビジョンを推進するため協力したい」と述べた。

ロシアのウクライナ侵攻や中東紛争の影で 中国(大陸)が覇権主義的な行動を重ね、インド太平洋地域で米国が日本に求める役割は増大している。

バイデン(米)大統領が 4月、訪米した岸田氏を国賓級の厚遇でもてなしたのは 期待の表れだ。こうした中 石破氏が掲げる日米地位協定の改定は、同盟関係の抜本的な見直しにつながる恐れがあるという見方もある。米政府筋は(日米)地位協定改定について「かつてなく良好な日米関係に影を落としかねず、歓迎しない」とけん制した。

米側はまた 石破氏の持論である「アジア版北大西洋条約機構(NATO)」創設にも眉をひそめる。クリテンブリンク国務次官補(東アジア・大平洋担当)は 9/17、シンクタンクの講演で「(アジアで)集団安全保障や そのための正式機関について話すのは時期尚早だ」と断じた。

石破氏は疑念を払拭するためにも、早期に米政権との関係構築に動く必要がありそうだ。米国も 11月に大統領選を控え、不確定要素は多い。バイデン政権関係者は「日米(関係)は 継続性と安定性が重要だ」と述べ、自衛隊と米軍の指揮統制の連携強化など これまでの合意を着実に実施すべきだと強調した。(引用ここまで)

本当に日米にとり「自由で開かれたインド太平洋地域」の保全に資する為の見直しなら尊重したい所だが、特にアジア版NATO構想」は 少し前には中国大陸・中共軍の関与も認める様な風体にもなっていた様だとの指摘もあり、事実なら到底米側の理解は得られまい。

日米地位協定見直しにしても然り。今後の我国周辺安保を考える上でも「健全な双務性」の責務を果たす為なら理解するが、その辺りの踏み込んだ考えはどうなのか?我々日本及び日本人、そして当然米合衆国側の理解も得られるやり方での 真摯で丁寧な説明が強く求められよう。

引用記事にもある様な 米側の要らぬ疑念を振り払う為にも、石破新総理は、(任期残り僅かといえど)一度バイデン米大統領との日米首脳会談も視野に入れるべき。先日の 岸田前総理との会談は、我国総理が交代しても 安定した日米関係保持の布石とも思える。当然、続く石破新政権に対する その継承を迫るものだとも心得るがどうか。

今日は、拙趣味たる我国鉄道の分野にて慶事があった。世界的にも高速鉄道の先駆けとなった、東海道新幹線開通 60周年。列車運転上の死傷事故ゼロは誇り得べきもの、であると共に 今後も末永く更新すべき目標でもありましょう。画像は少し前、前回とほぼ同じ当地西郊・清須市との境近くの庄内川を渡って名古屋駅へと進入の 同線上り列車の様子を。
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