浜田屋遼太

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油圧プッシュロッド

2015-07-17 | 日々是好日
世の中のために何の役にも立たないブログへお越し頂いたき、ありがとうございます。

心配してた台風はあっけなく通り過ぎましたが高温多湿の日が続くのか。

あるいはイッキに梅雨明けかも?

ですが体調管理にはくれぐれもご注意を。

いつまでも若くはないぞ…を心に秘めボチボチ行きたいものであります。

でもって今日の話題は…近年の舶用ディーゼルエンジン。

専門的な記事なので興味が無いお方は素早く右上の×マークをクリック、お暇なお方は続けてお読み下さいませ(^^♪










舶用ディーゼルエンジン(大型船の場合ですが)の主機は、ほとんど2サイクルのMAN B&Wユニフロー排気タイプです。

簡単にいえば6~14気筒のストレートエンジン、低速クロスヘッドピストンのロングストロークなのでエンジンの全長は10m以上、全高はビルの3階建て、排気タービンから排気マニホールドあたりまで入れるとビルの5階建てに相当する大型エンジン、出力もバカデカく8万馬力クラスも登場してるようだ。

アタクシたちの時代はピストンボア105ストローク1800、1シリンダー4000馬力がサイコーだった。

なのでストレート12気筒4万8千馬力が世界最大級だったと記憶する。

時代とともに舶用エンジンも進歩する。

そして今、驚くことにカムシャフトが無いエンジンへと進歩。

カムシャフトを簡単にいえば、クルマ用のエンジン(ロータリーエンジンは除く)は全て装着されてるワケね。

エンジンのタイプをOHCとかDOHCとか表現するが、その末尾のCはカムシャフトを表すCなのであります。

舶用2サイクルはシリンダーの下部からとり入れた空気を圧縮し、上死点(TDC)前11度あたりで燃料噴射、着火遅れも計算に入れたうえで爆発行程となってドスンドスンとエンジンが動いたものである。

前進(AHEAD)から後進(ASTERN)の際はカム軸を後進用にエアで移動させ、エンジンを逆転させたものだった。

入出港前、エンジンルームは忙しくプッシュロッドのアタリ(隙間というか滑りといいましょうか)も、人の感覚で叩き込まれた。

だが今は全てコンピューター制御。

そのプッシュロッドが油圧でコントロールされるようになった。

シリンダー注油や燃料噴射のコントロールも全てコンピューター制御、これなら無人で世界中どこへでもリモコン感覚で巨大船がコントロールできそうなのも頷ける。

恐ろしく時代が進歩したものだ。

六分儀を用いた天文航法など遥か彼方…

大航海時代は北極星や南十字星が頼りだった。

メカニックの進歩に、取扱者がついていくのに大変。

どこまで進歩するのやら…

もぅついていけないのが現状です。



まわりの世代は豪華クルーズツアーに憧れる年代になったかなぁ、などと思うのですがアタクシはそんな余裕などありません。

船旅ほどつまらぬ旅はない、と信じるからであります。

仕事での航海はモーレツに忙しいですが余暇に慣れない日本人、例えばアタクシなどには船旅なんてもっての他。

二泊三日くらいの国内旅あたりが一番似合っているんだよね。

ほとんど先が見えた人生だが、少しでもお気楽モードで過ごしたい…ものですね







コメント
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