宍道干拓地は出雲縁結び空港の対岸です。
直線距離にして2キロあるか無しです。
その干拓地の排水池の異常に水位が上昇しています
排水ポンプが稼働していないからです。
およそ54Haもの大地に降った雨が溜まる池は宍道湖より水位が低いので、ポンプによって強制的に排水しなければいけないのであります。
そんなポンプ場の管理人を任されているので、点検しに向かいます。
これはポンプ上部です
奥にあるのは昔使われていたポンプ。
骨董品のようなヤンマーのディーゼルエンジン駆動でした
今のポンプに比べてかなり大型でしたが、耐用年数が過ぎて故障してしまい今のモーター駆動の小型タイプに代わったしだい。
ポンプ本体は水中に浸かってます。
ポンプの制御盤
電圧は200Vで正常ですが、電流計の値が0アンペアなのでポンプが停止してるのが明らか。
制御盤のカバーを開ける
赤ランプが点いてるのがサーマルリレー
犯人はこれです。
モーターの保護装置の一種です。
何らかの原因でトリップしてるのでリセットして正常な状態にします。
OCに赤エラーが出ているので、オーバカレント(過電流)が流れたと思われる。
とりあえず運転状態には回復しました。
たったこれだけのことですが、ポンプが停止すると困ります。
今回は多分ポンプの過負荷運転、或いは水位センサーの検知不良による誤作動、それとも無負荷連続運転でのモーターのオーバーヒート。
いずれかではないかと思われますが、とりあえず排水池の水位を下げるのが先決であります。
ときどき点検に見回りしないといけませんね。