Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

癌性腹膜炎

2006-01-16 | 医療・病気・いのち
 胃癌の再発形式で多いのは、腹膜再発。
 胃の原発巣から、お腹の中にこぼれ落ちた癌細胞が、仲間を増やしていく。
 最初は、しこりとして認識できないので、エコーでも、CTでもとらえることが難しい。再発部位がはっきり分からないのに、腫瘍マーカーが上昇してくるときなどは、腹膜再発であることが多い。 
 腹水までたまる状態になると、癌性腹膜炎と呼ばれたりする。
 腹膜再発は、極めて治療が困難。
 医学の無力さを痛感。

 10年も前なら、癌性腹膜炎と診断がつけば、3ヶ月から半年くらいの命であることも多かった。しかし、最近では以前の抗癌剤治療より苦痛が少なく、1年から2年くらい命を保つことも出来るようになった。だから、多くの場合、外来通院で抗癌剤治療を行うことが出来る。
 
 これが、進歩といえば進歩だが、当然永遠の命を得られるわけではない。

悲嘆を受け止める

2006-01-16 | 想い・雑感
 グリーフケアという言葉を知りました。
  ーーーー>http://marukolog.blog41.fc2.com/blog-entry-53.html

 私は、母を亡くして8年ちょっと。父を亡くしてもうじき1年。
 普段、自分では何とか乗り越えて生きているつもりなのですが、
ときに発作的に、無性に会いたくなることがあります。奥底に
ドスーンと悲しみが落ち込んで来ることがあります。何かを
乗り越えることが出来ずにいるのかもしれません。

 グリーフケア

 悲嘆の時、じっと耳を傾けてくれる人がいて、思いをすべてはき出すことが
できれば、ひとはつらさを乗り越えやすくなるのかもしれません。