Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

サプリメント

2006-02-04 | 想い・雑感
 昔のアメリカ映画などで、ビタミン剤を山のように服用するシーンを見たことがある。何と不健康な生活なんだろうと思ったものだ。

 しかし今や日本がそのような状況になっているような気がする。

 サプリメントをいろいろと服用し、健康に気をつけていると自己満足している図というのは、何か貧しいと感じてしまうのは私だけなのだろうか。

 本当に体にとって欠乏している栄養素があるのなら、当然それを補う必要がある。しかしサプリメントをありがたがっている人達は、本当に欠乏しているということを分かった上で、摂取しているのだろうか。単に商業主義に踊らされているだけでは無いのだろうか。

 サプリメントをいろいろ試す余裕があるのなら、五大栄養素をバランス良く取ることの出来る食事内容に気を配った方が、栄養の上でも精神の上でもずっと優れていると思いますが。

 現代のいわゆる西洋医薬は、効く成分を取りだしているため、とてもキレはいいのだが副作用も多い。漢方薬などはいろいろな成分のハーモニーの上に、穏やかに、しかしぴたっと合えば極めて即効性のある効果を示してくれる。

 食事の面でも、栄養素の一つを取り出して、それを極端に摂取するより、様々な栄養素を取り入れる方が、ずっと安全だし、健康的だし、文化的だと思う。

手術と脂肪

2006-02-04 | 医療・病気・いのち
 子供の頃、相撲取りが盲腸(急性虫垂炎)で亡くなったとのニュースを聞き、「盲腸で死ぬんだ!」と驚いた記憶がある。
 しかし、実際これほど脂肪が付くものかというほど、お腹の中に脂肪を付けている人がおり、そのような方の手術は極めてやりにくい。

 脂肪の中の血管は脆く、少しのことで切れ、出血が多くなる。
 脂肪が手袋に付くとべとべとつるつるし、糸や器械がすべる。
 癌の手術でリンパ節郭清をするのに、血管を露出しにくい。
 臓器の境界がわかりにくいことがある。

 などなど、普通の体型の方に比べて手術は困難となり、危険度も増す。かの相撲取りの方も、恐らく手術困難度も関係していたのだろうと思う。

 あまりにも肥えすぎている方。生活習慣病だけでなく、いろいろな意味で命を懸けて脂肪を付けていることをお忘れ無く。