Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

目からうろこ

2006-02-12 | 想い・雑感
 疑問が一気に解決したとき、心に引っかかっていた問題が氷解したとき、勘違いしていた点がはっきりしたとき、などに目からうろこが落ちるという表現を使いますよね。

 でも、人間の目には、はなから鱗なんて有るわけ無いじゃないかって思いませんか。魚の鱗なんて、手についても、口に入っても違和感があるのに、目に付くなんて冗談じゃないですよね。

 鳥などには瞬膜があり、人間の場合も病気で瞬膜のような白い膜が見えることもあるようですが(私は見たこと無い)、そんな稀な病気からこんな一般的な言い回しが出てくるのも変だし。

 と思っていたら、もとは聖書にある、「目からうろこのようなものが落ち…」というところから出てきたみたいです。

 キリスト教徒を迫害する人物が神の怒りにふれ、目に出来た膜のようなもののために盲目になった。ところがキリストの弟子がその人物の目に手をかざしたところ、目からうろこのようなものが落ちて、視力を回復した。

 という話しから、何かをきっかけにして視界が晴れるような状況を、眼からうろこがおちると表現するようになったそうです。

 まさに私にとって、眼から鱗が落ちる話しでした。ちなみに、視力回復の御仁は、パウロだそうです。

鯨肉の在庫

2006-02-12 | 想い・雑感
 北大西洋における、調査捕鯨量の増加に伴い、鯨肉の在庫がだぶついているそうだ。この在庫をさばくために水産庁は販路の拡大を図りたいらしい。でもこの調査捕鯨というのは、そもそも何なんだろうか。不勉強のため、調査内容を目にした記憶が全くない。

 鯨肉と言えば、昔は学校給食の定番の一つであった。当時の育ち盛りの子供達にとって、大切なタンパク源であったのは確かであろう。欧米における捕鯨反対運動の盛り上がりから、食材として入ってこずに、知らないうちに高級食材の仲間入り。昔当たり前のように口にしていた人間にとって、わざわざ高いお金を払ってまで食べたいとは思わない。

 捕鯨反対を声高に叫ぶ人達は、欧米の環境保全団体の方達みたいだ。種の保存という意味では意義あることなのだろうが、環境保全にとってそれほどプライオリティーの高いものなのだろうか。自国の利益にのみ目を向け、京都議定書にもサインしない、大国のあり方を問うて行ったり、先進国のエネルギー利用の仕方を考えたりする方が、環境保全に向けては遙かにプライオリティーが高いような気がするのだが。