痔と言われるものの中で最も多いのは内痔核、いわゆるイボ痔です。イボのように隆起するのでこのように呼ばれていると思われます。
その本体は静脈瘤(静脈がこぶのように腫れてくる)といって良いと思います。肛門から少し入った直腸の粘膜の下には、細かい静脈が網の目のように走っています。ここから流れ出た血液は、門脈から肝臓に流れ込みます。
一般的に静脈には血液の逆流を防ぐための弁がありますが、門脈という静脈には弁がありません。そこで2足歩行をする人間は、弁が無い門脈から、肛門周囲の静脈に圧力がかかりやすく、静脈が腫れてきやすいのです。
イボ痔は当然悪性疾患では在りませんが、あまり放置していると、肛門粘膜が肛門の外に出たり、さらにひどくなると直腸が肛門から出てきたりするようになることもあります。
やはり他の疾患と同様に、早い時期に治療すれば、簡単な治療でコントロール出来るのです。ちっとも恥ずかしい病気ではありません。ひどくなる前に、気軽に外科を訪れてください。
その本体は静脈瘤(静脈がこぶのように腫れてくる)といって良いと思います。肛門から少し入った直腸の粘膜の下には、細かい静脈が網の目のように走っています。ここから流れ出た血液は、門脈から肝臓に流れ込みます。
一般的に静脈には血液の逆流を防ぐための弁がありますが、門脈という静脈には弁がありません。そこで2足歩行をする人間は、弁が無い門脈から、肛門周囲の静脈に圧力がかかりやすく、静脈が腫れてきやすいのです。
イボ痔は当然悪性疾患では在りませんが、あまり放置していると、肛門粘膜が肛門の外に出たり、さらにひどくなると直腸が肛門から出てきたりするようになることもあります。
やはり他の疾患と同様に、早い時期に治療すれば、簡単な治療でコントロール出来るのです。ちっとも恥ずかしい病気ではありません。ひどくなる前に、気軽に外科を訪れてください。