数年前から、食育という言葉を聞く機会が増えたが、食育基本法なるものが制定されていたとは、不勉強にして知らなかった。正しい食生活の普及を目指して、昨年(2005年)の7月に施行となっているらしい。
何をもって正しい食生活とするのか、何を根拠に正しいとするのか、詳細は知らないが、国民の食生活が乱れていることや、不規則な食事が子どもの成長に悪影響を与えていることなどを憂えて、立法されたらしい。
栄養の問題が重要であることは、全く賛成である。しかし基本法なるものの概略を読むと、食という視点からあまりにも精神論へ広げて提示しすぎているように感じる。
その基本法を背景に、具体的計画案の一つとして、朝食を抜く「欠食」の小学生を0%にすることを目指す推進案が提出されたらしい。よけいなお世話という感じもする。2000年の調査では4%の小学生が朝食を食べていないらしいが、そもそもこの割合が増えているのか減っているのか分からないし、思ったよりみなちゃんと朝食取っているじゃないかとも思う。さらに、朝食を取らない不利益というのはどういうものがあり、それを支持するきちっとしたデータが在るのかも分からない。
食育というのは、食を通じて、育み、教育するという意味が込められているのだろうから、食育を推進していく過程で、政府はしっかりと私たち国民にわかりやすい授業をして頂きたい。
ただ、私には、「食育を推進するための法人や団体を作ることにより、食を通じて天下り先を育成する」という文脈も在るように思えるのだがいかがだろうか。
何をもって正しい食生活とするのか、何を根拠に正しいとするのか、詳細は知らないが、国民の食生活が乱れていることや、不規則な食事が子どもの成長に悪影響を与えていることなどを憂えて、立法されたらしい。
栄養の問題が重要であることは、全く賛成である。しかし基本法なるものの概略を読むと、食という視点からあまりにも精神論へ広げて提示しすぎているように感じる。
その基本法を背景に、具体的計画案の一つとして、朝食を抜く「欠食」の小学生を0%にすることを目指す推進案が提出されたらしい。よけいなお世話という感じもする。2000年の調査では4%の小学生が朝食を食べていないらしいが、そもそもこの割合が増えているのか減っているのか分からないし、思ったよりみなちゃんと朝食取っているじゃないかとも思う。さらに、朝食を取らない不利益というのはどういうものがあり、それを支持するきちっとしたデータが在るのかも分からない。
食育というのは、食を通じて、育み、教育するという意味が込められているのだろうから、食育を推進していく過程で、政府はしっかりと私たち国民にわかりやすい授業をして頂きたい。
ただ、私には、「食育を推進するための法人や団体を作ることにより、食を通じて天下り先を育成する」という文脈も在るように思えるのだがいかがだろうか。