そして環境ホルモンの一つにあげられていたのが、ダイオキシン。数年前にこれを分解する細菌の話を聞いて、いろいろな生物がいるものだと感心しました。
さらには、スフィンゴモナスという細菌の仲間には、体の表面に大口(体腔(たいこう))をあけて高分子物質を丸ごとのみ込んで分解する種類もいるそうで、またまたびっくり。
さらにさらに何と今回、ダイオキシンを食べる細菌に、大口を開ける細菌の遺伝子を組み込み、これまでの倍のダイオキシン処理能力を発揮するスーパーマン(細菌)を開発したそうです。
生物の多様性にも驚きますが、人間もいろいろ考えますね。今後もいろいろな役に立つと思われる細菌を作り出すのでしょうが、怖い気もします。
よかれと思って作り出した細菌が、とんでもない害をもたらすかもしれないし、最初から害をもたらすことを目的とした細菌を作り出そうとする人もいるだろうし…。
それにしても、細菌にとっては、すごく栄養が偏りそうな話ですね。取り込んだダイオキシンは何に代謝されるのでしょうか。ベンゼン還があるから何かに利用するのかな?