産炭地の北九州や北海道に集中して配置されていた9600形ですが 本州にも米坂線や舞鶴線で運転されていました 米
坂線は 一度も訪れた事はありませんでしたが 日帰りで行ける舞鶴線へは時々出かけました。
今と違い朝早い福知山線の列車で出かけ 夕方まで撮影して家に帰ると 夜遅い時間いなりましたが 播但線と共に身近
な撮影地でした 機関区は西舞鶴に有り 舞鶴線の貨物の他に 宮津線網野までの区間貨物 それと臨時列車の牽引もし
ていました 西舞鶴機関区には小浜線の貨物牽引のC12が在籍し 福知山からは福知山機関区のD51が 豊岡からは豊
岡機関区のC58も入線していて結構多彩な顔ぶれを見る事ができました。
1970年1月21日撮影 舞鶴線 梅迫~真倉 9600形 上り貨物列車
SLの撮影を始めた当時は 今の様に細かな情報が溢れている訳ではなく 精々時刻表を見て旅客列車の時刻を知ると
言うのが関の山で 臨時列車や貨物列車の時刻は 駅の事務所で聞けば教えてくれましたが 一度訪れて知ると言うのが
一般的でした。
この時も上りの貨物を待っていると 後ろからドラフト音が聞こえて来たので そのまま通過するところを写しました。
夏の海水浴シーズンには 夜行列車(急行音戸)の間合い利用の10系客車を利用して 天橋立まで臨時急行「橋立ビーチ
号」も運転されました。
1970年7月00日撮影 宮津線 宮津~天橋立 9600形(19698) 臨時急行 橋立ビーチ号
海水浴を楽しんだ人々を乗せて 天橋立を発車した所を写しました。
網野からの区間貨物を牽引して 西舞鶴に到着するキュウロクです。
1971年2月00日撮影 舞鶴線 西舞鶴駅 9600形(29680) 上り貨物列車
クネクネとポイントを渡り 駅に到着しました。