突然、さくらんぼとのお別れがやってきてしまいました。
おとといの夜、いつものようにご飯をねだりにやってきた後、
なにやら呼吸がしんどそう。
「どうしたのかな?」と思ったその翌朝、
巣箱の外に出てきた姿は、昨日の姿からは想像もできない、とても弱ったものでした。
一目見て、「これはもう、手遅れだ」とわかりました。
思えば1週間くらい前から、板の上で足を滑らせたり、
トイレでうんちやおしっこをしなくなったりと、「?」な行為が多かった。
それは体調を崩していたサインだったんだね。
後ろ髪を惹かれる思いで出勤、
4時前に早退して帰ってきたら、朝よりもさらに弱った姿でしたが
がんばって生きていました。
だんだん、呼吸が浅くなって、
でもまだ呼吸もしているのに、どんどん冷たくなっていって。
1時間後くらいに、息を引き取りました。
たった1日で、とびっくりするほど、軽く小さくなってしまいました。
今日、もっちーを埋めさせてもらった公園に行って、
ベランダで摘んだお花を敷いたベッドに、大好きだったエサを添えて、
さくらんぼを埋葬しました。
急なお別れに、気持ちがまだついていっていません。
小さいころから隙を見ると脱走したさくらんぼ。
台所で水仕事をしていると、「ご飯がもらえる!」と落ち着かなくなるさくらんぼ。
3歳ごろからは脱毛症で、つるっぱげになったけど、元気いっぱいだったさくらんぼ。
ちょっと寒い日が続くとすぐ冬眠しようとするさくらんぼ。
そのくせ、まだ寒いのに、春の気配を感じて鳴きリスになったさくらんぼ。
君のために、今年は冬に向けてエアコンも新調したんだよ。
まだまだ一緒にすごして、さくらんぼのわがままに悩まされたかったなあ。
まだ5年間しか一緒にいてなかったんだよ。
むぐ太郎が「あとからやってきた子が、みんな先に行っちゃう」って嘆いているよ。
元気いっぱいのリスなのに、一度も広いところで走り回れなかったね。
人間の都合で、狭いケージのなかに閉じ込めてしまってごめんなさい。
今頃、森のなかで木々を自由に飛び回っていてくれたらうれしいな。
姿を見られなくなってしまったのはとってもさみしいけど、
さくらんぼと過ごした5年間のこと、忘れません。
今までありがとう。
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