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代官山で、チャイニーズ

2007年12月01日 | friends
代官山で、チャイニーズ




中国茶の専門家でいらして
薬膳料理の先生でもいらっしゃる

ヨシコさんとは、不思議なご縁がいっぱい


そのヨシコさんと

東京が真冬の寒さに見舞われた午後、

代官山で、チャイニーズのランチの約束。


場所は駅からほど近い<海苑>。

9年前まで代官山に住んでいた私は
その場所はすぐわかるけれど
お店の中ははじめて。


代官山も、今はもう同潤会アパートや
小さな間口のこちょこちょとしたお店は
少なくなって

美しいガラス張りのブティックや
カフェが立ち並ぶ。



代官山には思い出がいっぱい。

だから、駅に降り立つと

”あの頃”に降り立ったような

錯覚にさえ、陥る。











お店の中に入ると
すぐにお店の方が

”ヨシコ先生のお連れ様ですね?”

と。


店内は個室風に仕切られていて
ここなら、ゆっくりと
時間を過ごせそう

とっても素敵な空間だ。

さすが、中国茶とお料理の専門家の選ぶお店。



(中央が上海蟹)


前菜のお酒で調理された
”酔っ払い”の上海蟹は絶品。

思わず、”美味しい、美味しい”を連発。


中国料理に造詣の深い
ヨシコさんはそれぞれのメニューについて
きちんと説明してくださる。

私は、お昼だというのに

次から次へと出される豪華食材に驚き


<半年分くらいの、栄養を1食で頂いたような
感じです。


と言ったら、ヨシコさんは

<そんなことないでしょ。どんどん
美味しいものは食べないと。>

とおっしゃる。

だけど、本当に

ふかひれだの、上海蟹だの、牡蠣だの、
すっぽんだの・・・・


普段、バウムクーヘンをかじりながら
仕事をしている私にとって

こんなゴージャスなランチはめったにない。






この点心の向こう側にあるスープが
またすごい。

すっぽん入りなのだが、他にも
色々な薬膳素材がいっぱいはいっていて

特に寒い日だったので

足のつま先にまで栄養と温かさが
行き渡るような絶品スープ。


<広州では、スープの美味しいところが
いいお店とされているのよ。>

と、本場の中国料理のお話をしてくださる。






この牡蠣も一瞬、火を通してあるが
食感は生牡蠣そのもの感を残していて

調理長の腕の良さが感じられる一品。



次々と出される料理の間に

私達のおしゃべりも、尽きない。


ヨシコさんとは多分、いや
絶対にご先祖様がつなげてくださったご縁がある。

広州在住のヨシコさんとは

まだお会いして数回という日の浅さにも
関わらず

とにかく、友人・知人が不思議なくらい
つながっていく。

あまりにつながるので笑いが出てしまうほど、だ。



知的で、

世界を広く見ていらして、
(ご自身もJALにお勤めの経験もおありになる)

落ち着いていて、

ご自身をきちっと持っていらして、


”何かお手伝いできることはないかしら?”

という愛ある行動を自然となさる方だ。




仕上げは、坦々麺




ミシュランの話題で持ちきりのTokyoだけれど

私が求めるのは

実は”食”そのものだけではなく

一緒に食べる人。


どんなに美しいレストランや料亭で
どんなに素晴らしい器に盛られて
どんなに厳選された食材が使われて
どんなにスマートなサービスをされたとしても

その食事を一緒にとる人との

<会話>によって、味って変わってくると思う。



なんだか、波動があわないなあ、と
言う人とどんなに素晴らしい料理を食したとしても

ぜったい、カラダもココロも喜ぶ美味しさには
ならないと思う。


でも、大好きな人となら

ちょっとした焼き鳥屋さんでも
最高に美味しいと感じるでしょう?



ヨシコさんとも、お話をすればするほど

ほっこりした気持ちになるし

知的好奇心もくすぐられるし

時が経つのを忘れてしまうほど、

会話がすすむ。



そこに、コラーゲンたっぷりのお料理が

次々と供されるんだもの、


ココロも
オハダも

プリプリになったハズの、


代官山での、チャイニーズ・ランチ。