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今年のキセキの一つが
谷村新司さんと奥様との出会い。
谷村新司さんといえば
小学6年の時、
当時はラジオを録音して
歌を覚えたものだった。
谷村さん(当時はアリス)のファン、というと
ちょっと大人びた感じもして
まわりの子たちよりも
少し進んでいるような、そんな感じもあった。
いずれにしても、
”神様”のような、
それこそ
”遠いお星様(スター)
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であったことには、間違いない。
中国の上海や南京で大学の教授を
勤めていらしたり、
アジア全体での音楽を通しての
活動をしていらっしゃる谷村さんとは
今年私が携わった演劇の
中国公演で色々とお世話になったことが
きっかけ。
今年最後の”歌い収め”となる
DANDYISMのショーに、伺った。
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美しい言葉たちが
ピアノの旋律にのって歌われる。
時には楽しいトークもあり、
会場が笑いで包まれる。
そして、会場には400人以上いたと
思われるが、なんと谷村さんはステージから降りて
”これから、会場の一番奥まで
旅にでます
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<三都物語>や<いい日旅立ち>
を歌いながら、
一人ひとりと握手してくださったのだ
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<いい日旅立ち>を会場全員で歌う。
私も小学生の記憶力は本当にすごいと
思ったのだが
ワンフレーズも間違えることなく
”いい日旅立ち”を歌うことが、出来た。
BIG STAR
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ひとりひとり、会場に足を運んだ人を
大切にする姿に
とても大事なことを教わったように、感じた。
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そして、谷村さんは
静かに話し始める。
今回のショーのタイトル
スバルからオリオンへ
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には、
目に見えるもの、形あるものの時代から
目に見えないものを大切にする時代に
むかっているの・・
というメッセージがこめられている。
<あたりまえ>のものは何もない。
朝、起きて窓を開けたらそこにある太陽も
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顔を洗おうとして蛇口から流れてくる水も
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すべてそこにあってくれることに
そこにあるのが<あたりまえ>なことこそに
<感謝>しなければいけない・・・と。
私達は大きな宇宙のほんのひとしずくにしかすぎない。
それでも誰かを愛したり、何かを想ったりする
ひとしずく。
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この日、この時に生きるということの
大切さを
静かに静かに、語ってくださる。
モノをつくり続けてきたモノの時代から
目に見えないものを大事にする時代にむかう。
形あるものにさらば、と言う勇気をもてるかどうか・・・
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もし、<引き寄せの法則>があるのだとしたら
私がまさしく感じているところの
太陽がそこにあってくれることに感謝する気持ち、
そして、これから
私達がむかっている方向・・・
つまり、スバルからオリオンへという流れの中を
感じている、
ということで
私は谷村さんご夫妻と出会えたのかも、しれない。
”太陽や水””大地や空”に感謝する気持ち、
それこそが、幸せになる
Happy-sanになる、第一歩だということを
ココロの中でかみしめながら、
谷村新司さんの、
宇宙にまでひろがっていくような
歌声に、聞き入った、夜。