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長崎その2~ぶらりグラバーのあたり

2007年12月12日 | せずにはいられない・・旅の話
長崎その2~ぶらりグラバーのあたり





前日の夜、長崎の川沿いの屋台で
ぎゅうぎゅうに詰められながら
ふうふう言っておでんを食べた。

名もない屋台なのだろうけれど
俳優の大沢たかおさんも立ち寄ったみたいで
屋台のおぢちゃんとの写真が貼ってあった。


こんなところでお酒を飲むのも
いい思い出になるよね、と
ご一緒した俳優さんたちと、笑う。












ホテルに帰って時計をみると
北京の時と同じ、
またまた午前3時過ぎ。


翌朝、8時にホテル出発のみんなとは
ここから別行動。

私が次の朝目が覚めたのは、みんなが
ホテルをとうに出発した時間だった。



ゆっくりと朝食をとり、
その日午後の飛行機までの間、
私は、長崎の街を散歩することに、決めていた。

そう、グラバー園のあたり。





諏訪神社


坂を登り切ると国宝大浦天主堂がある。

しかし私は、そこから左の細い道を抜けて
まず、諏訪神社へ向かう。


いつの頃からか私は神社が大好きになって
吉方位旅行に行くと必ず、
神社でご挨拶することにしている。

さすがに、お祭りでもなく、冬の平日の
神社には人っ子一人いない。

”神様ひとりじめっ

諏訪神社は地元の方々には
”おすわさん”の愛称で親しまれている。

厄除け、縁結び、海の守護神を守る
長崎の氏神様だ。


おみくじもひいて
素晴らしく良いおみくじだったので
大切に持ち帰る。


そして、来た道を戻り、
大浦天主堂へ。



大浦天主堂



NHKの行く年来る年で、
毎年この大浦天主堂にて
白いレースのベールをかぶり
熱心に祈りを捧げている人々の映像が
流れるたびに、

一度、行ってみたいなあ、と
思っていたところだ。


木造ゴシック様式の美しい教会で
光がステンドグラスを通して、教会内に
たどり着くその様は

思わず、そこに膝まづいて
大いなるものに祈りを捧げてしまいたくなる。


大浦天主堂の裏道を歩いていくと
グラバー園のエントランスに着く。









おおっ
なんとエスカレーターが完備。

園内は丘の上とあって
エスカレーターで上に上にと
上がっていく。


長崎港を望む小高い丘の上に
幕末から明治時代にかけて、
当時市内に点在していた
美しい洋館を集めたところが

この<グラバー園>。


夏に旅行した函館の
小高い丘の洋館のある公園から
港を見下ろした風景と、似ている。



グラバー邸



コンサバトリーの美しい洋館や
木造平屋の可愛らしい洋館など
住宅に対する
ヨーロッパの人の美意識の高さが
うかがえる。

当時、これらを建設したのは
日本人の大工さんたちだっただろうけれど
彼らはこの洋館をどのように感じていたのだろう・・・。












冬だというのに
園内の庭や邸宅の入り口には
手入れされた
美しい花が咲いている。







ゆっくりと花たちと愛でながら
園内を散歩する。


そして、旧自由亭発見。

明治11年に日本で最初の本格西洋料理店
<自由亭>が開業された。
現在はティールームとして公開されている。









温かい紅茶とアップルパイにしようか、

大好きなモンブランもあるなあ・・・


港が見下ろせる窓辺の席に座って
洋館でのティータイムにココロおどらせる。



・・・カステラセット・・・


長崎名物のカステラと
オランダの水出しコーヒー・・・という組み合わせ。


ならば、

これを頂きましょう









グラバー園を出ると長い坂道がある。

びいどろを買ったり
お土産のカステラを買ったり

修学旅行生にまぎれて

女ひとり旅




長崎は色々な顔を持った不思議な街。

港町なので横浜もそうだけれど

洋館あり、中華街あり、坂があり、

港があり、教会がある。




幕末から明治にかけてにぎわっていた
名残を感じながら、
オランダ坂を歩く。



そんな、冬の日の

グラバーあたりのぶらり散歩。