YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

鶺鴒鳴(白露次候)

2020-09-12 10:03:00 | 七十二候


☀️日の出/日の入り(横浜市)🌙月齢
(2020年)

9月12日☀️5:22/17:53🌙24.0
9月13日☀️5:22/17:52🌙25.0
9月14日☀️5:23/17:50🌙26.0
9月15日☀️5:24/17:49🌙27.0
9月16日☀5:25/17:47🌙28.0

白露次候は「鶺鴒鳴」

最近では1年中見られるハクセキレイ。昔は冬鳥だったんだとか。で、そのハクセキレイが渡ってきて鳴き始める頃という意味だそうです。

このハクセキレイ、イザナギとイザナミが天からやってきて、日本の国を産みだそうというとき、尾を上下に振って、子作りの方法を指南したんだとか…。

以下『日本書紀』原文の抜粋

遂將合交。而不知其術。時有鶺鴒、飛來搖其首尾。二神見而學之、卽得交道。

へー。



ちなみに去年買った小学生向けの古事記↑
にはそのことは書かれてません(笑)
「国生み」の一節はありますけどね。

さてさて、そんな「鶺鴒鳴」。
いよいよ秋も本番です。

秋リースの季節!!



拾った木の実で作るのがYNWC流。

今年もどんどん拾いますよー
拾った後の管理については、この時期に人気の高いこちらの記事を参考に↓




ちゃんと処理したかどうかで1ヶ月後には!こんなに差が出ます!!



処理してない左側はこの後割れて、朽ちてしまうのでご用心!

ちなみに、同じリースもドライフラワーで飾るとこんな感じ。季節で気分を変えて楽しむといいですよね。



右上はヒマワリ!
綺麗なドライフラワーになるものです。
もっとも、切り花にしてたものが、気づけば水不足でドライになってただけなんですけどね…(^^;;



【季節のイベント】


今年も秋の里山ガーデンフェスタ
→公式サイト

このご時世ですので、イベント的な要素は極力削り、ひっそりと開園するようです。
お近くの方は気分転換にいかがでしょうか?



【季節の植物クイズ】



だんだんと秋の気配が濃くなってきました。次の候に移る頃には彼岸花も咲き始めているのかな…。散歩には良い季節になりますね。そして、外出時にはビニル袋を携帯!今年も拾うぞー!!





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フクラスズメの幼虫

2020-09-11 07:03:00 | 昆虫・蜘蛛


おはようございます。
今朝は以前の投稿より、派手派手な毛虫を紹介します。
苦手な方はご注意ください!!

まずは、無残にも食べ跡だらけのヤブマオの葉っぱをご覧ください。



ここ群落になっていたんですが、あたり一帯この有様。ヤブマオっていうのはイラクサ科の雑草。

ハリマオでも、浅田真央でもございません。植物の世界で「マオ」といえば、それは「カラムシ」のことを指しています。
カラムシというのもイラクサ科の植物で、古くから植物繊維をとるために栽培されていたそうです。それに似て藪に生えるのでヤブマオ。

そして、ヤブマオをはじめ、イラクサ科の葉っぱが大好きなのがこちら



↓↓↓



↓↓↓



↓↓↓




!!!!!!






このド派手な毛虫はフクラスズメの幼虫です。こんなに毒々しい色合いですが毒はありません。けれどものすごい技を持っています。

すご技1
死んだふり!!

敵が近づくと、ピタッと動きを止めるフクラスズメの幼虫。







しかもなぜか仰け反る。
臆病なのか、近寄るだけでどの個体も動きを止めて仰け反るのです!!!



とりあえず上の画像にいるのは4匹ですが、あたりにいた20近くの個体が皆死んだふり〜。

すご技2
激しく左右に揺れて威嚇


静止画では伝わらないので、よかったらYouTubeで確認してください。30秒にまとめてみました。
驚きのスゴ技はこちら↓

その激しさにびっくりですよ!!
静岡ではこの姿から「いやいや虫」と呼ばれているんだとか…。上手いこと言いますよね(笑)

すご技3 
液体を吐き出す!

あまりいじめると、最後は緑色の液体を激しく吐き出します。一度観察会で見せてもらったことがありますが、毒がないとはいえ、相当なダメージを受けること間違いなし。トラウマ級の衝撃です。

だからこんなにも派手な色で、「近づくんじゃねぇ」オーラを出しているのだろうと思います。

もし見つけたら、ゆっくりと観察して損はないすごいやつです(笑)
すご技3については、きっとものすごく体力使うと思います。だから見つけてもほどほどにしてあげてください。






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重陽の節句

2020-09-09 07:22:00 | 歳時記
※すみません。昨日アップするのを忘れてました(^^;;

9月9日は重陽の節句。

旧暦の9/9は現在の10月中旬頃にあたり、菊の花が美しい季節。そのことから「菊の節句とも言われています。



そもそも節句とは5つあり、中国から伝わってきました。古来中国では奇数は縁起が良い日「陽数」、偶数は縁起が悪い「陰数」と考えられていたとか。

その陽数が重なる日が季節の変わり目である「節句」となりました。



5つの節句は
・人日の節句(七草) 1月7日
・桃の節句(桜餅)3月3日
・端午の節句(柏餅・菖蒲湯)5月5日
・七夕の節句(素麺ー麦ー)7月7日
・重陽の節句(菊・栗)9月9日

このうち、ほとんどその名が知られていないのご「重陽の節句」です(^^;;
旧暦を使っていた頃は、菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべた菊酒を飲んだりして、不老長寿を願ったりしていたのですが、今では季節感がズレちゃってますからね…。

菊花展や菊まつりが行われる菊の盛りは10月中旬〜11月。



ちなみに、中国には、菊の花からしたたる露が川に落ち、その川の水を飲んだ者が長寿になったという「菊水伝説」があるそうです。それが日本にも語り継がれ、今で不老長寿を願い、邪気を払ってくれる花として定着しています。

なんてったって、菊は桜と並んで日本の国花でもありますし…


手持ちの写真が富士山のカバー付きでした(^^;;

新暦になって季節がずれてしまったため、何だかピンとこないのですが、重陽の節句には、栗ご飯なんかも食べられていたようです。



菊酒をのんで、栗ご飯を味わい、健康を祈る♪

いっそ11月11日に時期をずらせば、定着したりして…。。11だって奇数なのにどうして9までなんでしょうか???

あまり聞き慣れない「重陽の節句」。近年の歳時記ブームにのって、ぜひ復活を遂げて欲しいなぁ。








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たくさんのハート♪

2020-09-08 07:50:00 | 七十二候



ヤマトシジミの翅にはハート模様がたくさんあることを発見!!!


なんなら、前翅と後翅を合わせた形もハート型。小さなハートと大きなハート。

もう随分前になりますが、さらに大きなハート型をみつけたことがあります。



ハートを背負ったカメムシもいましたっけ…



ハート型とか、虹色って、見つけるとなんだかハッピーな気持ちにななりませんか?

冒頭のヤマトシジミ、水撒きしてても逃げていかない大物だした。




こんなやらせ写真を撮影した後もまだ蜜を吸っていたし…。

時々ひらひらとする様子からは元気がないようには見えなかったので、よほどお腹が空いていたのでしょうか…。

何にせよラッキーアイテムのハート型に嫌がらせをするなんて、バチが当たらないといいのですが…(^^;;

台風一過の青空。
被害は最小限に食い止められたように聞いていますが、日本だけでなく、韓国、中国でも猛威をふるった台風10号ハイシェン。
被害に遭われた皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。これを教訓にさらなる減災に努めていきたいと思います。





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草露白(白露初候)

2020-09-07 07:37:00 | 七十二候




☀️日の出/日の入り(横浜市)🌙月齢
(2020年)わ

9月7日☀️5:18/18:00🌙19.0
9月8日☀️5:19/18:59🌙20.0
9月9日☀️5:19/18:57🌙21.0
9月10日☀️5:20/18:56🌙22.0
9月11日☀5:21/18:54🌙23.0

季節は白露。七十二候は「草露白」となりました。

朝晩の気温がグッと下がり、空気中の水分が冷やされて露となって葉に付く季節。
特に放射冷却の起きる晴れた朝は、朝露が多くなり、「露が降りると晴れ」なんて言われています。



その露から名前をとったツユクサ。
朝咲いた花は昼前にしぼむことから、朝露のような儚げな花という意味だそうです。
中心の輝くような黄色いおしべの姿からホタルグサと呼ぶ地域もあるようです。

そのおしべをじっくり見て見ると、なんと1つの花に形状の違うおしべが3種類もあります。虫をおびき寄せるため鮮やかに彩ったもの、地味ながら花粉をたくさん蓄えたもの。その中間のもの。

美しさは人の目を楽しませるものではなく、生き残りをかけた植物たちの戦略。必ず何か意味があるものなのですね。


【季節の植物】ツルボ




【季節の昆虫】ショウリョウバッタ


このサイズの違い∑(゚Д゚)




【季節の水栽培】サツマイモ

サツマイモの水栽培は、ちょっとした観葉植物よりも手軽で楽しいです。日々伸びる新芽と枯れ落ちる葉。






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