イテウォン殺人事件(原題:이태원 살인사건) 2009年
監督:ホン・ギソン
出演:チョン・ジニョン、チャン・グンソク、シン・スンファン
9月にソウルの大韓劇場で観ました
公開2週間目
一番小さなシアターで、土曜日の午後だったけど8人で鑑賞、、あらら
予備知識なしで観たけど、これに関してはちょっとは知ってても良かったかも
公判のシーンに至っては、言葉がわからないといくら想像を膨らませてもちょっとシンドイ
未解決事件の実話を元にした映画
動機のわからない殺人
犯人は?
最後まで、なぜ、、と思うけど
事実は重い
1997年に梨泰院(イテウォン)で起きた殺人事件
イテウォンは何回か行ったことがあるけど
近くに米軍基地があり大使館や領事館があって外国人がとても多い場所
通りを歩いていても米軍の兵士やその家族が多くて沖縄のコザ市に雰囲気が似ています
ピアスンとアレックス
どちらかが目撃者で、どちらかが殺人者
二人はお互い相手が犯人だと主張する
イテウォンのハンバーガー店で残酷な殺人事件が起きる
休学生チョ・チュンピル(ソン・ジュンギ)がトイレで胸と首など9ヶ所を刃物で刺され殺害されたのだ
現場にいた混血人ピアスン(チャン・グンソク)とアメリカ国籍の韓国人青年アレックス(シン・スンファン)が事件の目撃者であり有力な容疑者として指定される
事件を担当したパク検事(チョン・ジニョン)は容疑者尋問をするが、米陸軍犯罪捜査隊が1次指定した犯人のピアスンがむしろ信憑性ある証拠を述べておりアレックスが犯人と確信し起訴する
アレックスの父(コ・チャンソク)は検事出身のキム弁護士(オ・グァンノク)を雇用し息子の無罪を立証しようとする
実際に起きた事件もその後の経過も、映画は事実に添って描かれています
混血人の青年(ピアスン役)は懲役長期1年6ヶ月短期1年を宣告され
控訴審での判決後、上告をあきらめて服役し、98年8月に特別赦免措置を受け帰国
アメリカ国籍の韓国人青年(アレックス役)は少年犯に下す法廷最高刑として懲役20年を宣告されるが、再上告審での無罪を宣告を受け解放された
理由は「犯行現場に一緒にいた混血人の青年(ピアスン役)は被害者を刺した部位や回数や凶器を捉えた方法などを詳細に述べたが、被告人(アレックス役)は具体的な陳述ができないので被告人がこの事件の犯行を犯したと認めにくい」というもの
「犯人は二人の中の1人」と認めながらも犯人確定の明確な証拠がないまま
2年後には釈放されて
現在は二人ともアメリカに住んでいる
結局どちらが犯人なのかわからないし
誰も裁かれない
なんの理由もなく突然惨殺された青年とその家族の悔しさ無念さだけが残るエンディング
ラストがとても印象的なんです
モヤモヤだけが残る
でもそれが事実だから、事実は重いよね
ただ受け止めるだけ
当然だけど犯人が誰かとも言わないし
グンソク君が演じるピアスンはメキシコ系米軍の父と一緒に韓国に来た韓国系米国人
全編セリフは英語(韓国語もあったけど)
「俺が殺したのだろうか」と悩みながら演じたそうです
演じてる本人も自分が犯人なのかどうかわからないのね(それもまた難しい演技だ~)
事件に重きがある作品だけれどキャラクタに魅力を感じて
20代序盤のチャン・グンソクならやってみるだけの価値がある、と思って受けたそうです
難しい役だったよね
明確に何を演じるのかわかりにくいもん
事実、見ててもピアスンが何を考えてるのかわからなかった
「韓国でもアメリカでも歓迎されないアイデンティティの混乱を経る18歳の思春期の少年」
「偶発的な反抗に恐れをなし世の中の自分への視線も恐れて早くこの状況を抜け出したがっていたと思う」
「ピアスンのその時の心情を考えながら演技しようと努めた」 とインタビューに答えてます
その後のドラマ「美男ですね」もツンデレな男の子を好演したし
グンソク君、この先も注目したいです
チョン・ジニョンはとても好きな俳優さんですけど
どっちかというと「楽しき人生」とか「達磨よ、ソウルに行こう!」みたいな
いつも口元がニヤついてるような役のチョン・ジニョンが好き
彼を見てるとつい笑っちゃう
でもやっぱり難しい映画だったけど彼の存在感は大きい
アレックスの弁護人のオ・グァンノクも好きな俳優さんだけどもうちょっとずる賢そうな怖そうな人が良かったな)
事件の真相を求めて苦悩するパク検事と一緒にモヤモヤと悩んだ映画でした
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監督:ホン・ギソン
出演:チョン・ジニョン、チャン・グンソク、シン・スンファン
9月にソウルの大韓劇場で観ました
公開2週間目
一番小さなシアターで、土曜日の午後だったけど8人で鑑賞、、あらら
予備知識なしで観たけど、これに関してはちょっとは知ってても良かったかも
公判のシーンに至っては、言葉がわからないといくら想像を膨らませてもちょっとシンドイ
未解決事件の実話を元にした映画
動機のわからない殺人
犯人は?
最後まで、なぜ、、と思うけど
事実は重い
1997年に梨泰院(イテウォン)で起きた殺人事件
イテウォンは何回か行ったことがあるけど
近くに米軍基地があり大使館や領事館があって外国人がとても多い場所
通りを歩いていても米軍の兵士やその家族が多くて沖縄のコザ市に雰囲気が似ています
ピアスンとアレックス
どちらかが目撃者で、どちらかが殺人者
二人はお互い相手が犯人だと主張する
イテウォンのハンバーガー店で残酷な殺人事件が起きる
休学生チョ・チュンピル(ソン・ジュンギ)がトイレで胸と首など9ヶ所を刃物で刺され殺害されたのだ
現場にいた混血人ピアスン(チャン・グンソク)とアメリカ国籍の韓国人青年アレックス(シン・スンファン)が事件の目撃者であり有力な容疑者として指定される
事件を担当したパク検事(チョン・ジニョン)は容疑者尋問をするが、米陸軍犯罪捜査隊が1次指定した犯人のピアスンがむしろ信憑性ある証拠を述べておりアレックスが犯人と確信し起訴する
アレックスの父(コ・チャンソク)は検事出身のキム弁護士(オ・グァンノク)を雇用し息子の無罪を立証しようとする
実際に起きた事件もその後の経過も、映画は事実に添って描かれています
混血人の青年(ピアスン役)は懲役長期1年6ヶ月短期1年を宣告され
控訴審での判決後、上告をあきらめて服役し、98年8月に特別赦免措置を受け帰国
アメリカ国籍の韓国人青年(アレックス役)は少年犯に下す法廷最高刑として懲役20年を宣告されるが、再上告審での無罪を宣告を受け解放された
理由は「犯行現場に一緒にいた混血人の青年(ピアスン役)は被害者を刺した部位や回数や凶器を捉えた方法などを詳細に述べたが、被告人(アレックス役)は具体的な陳述ができないので被告人がこの事件の犯行を犯したと認めにくい」というもの
「犯人は二人の中の1人」と認めながらも犯人確定の明確な証拠がないまま
2年後には釈放されて
現在は二人ともアメリカに住んでいる
結局どちらが犯人なのかわからないし
誰も裁かれない
なんの理由もなく突然惨殺された青年とその家族の悔しさ無念さだけが残るエンディング
ラストがとても印象的なんです
モヤモヤだけが残る
でもそれが事実だから、事実は重いよね
ただ受け止めるだけ
当然だけど犯人が誰かとも言わないし
グンソク君が演じるピアスンはメキシコ系米軍の父と一緒に韓国に来た韓国系米国人
全編セリフは英語(韓国語もあったけど)
「俺が殺したのだろうか」と悩みながら演じたそうです
演じてる本人も自分が犯人なのかどうかわからないのね(それもまた難しい演技だ~)
事件に重きがある作品だけれどキャラクタに魅力を感じて
20代序盤のチャン・グンソクならやってみるだけの価値がある、と思って受けたそうです
難しい役だったよね
明確に何を演じるのかわかりにくいもん
事実、見ててもピアスンが何を考えてるのかわからなかった
「韓国でもアメリカでも歓迎されないアイデンティティの混乱を経る18歳の思春期の少年」
「偶発的な反抗に恐れをなし世の中の自分への視線も恐れて早くこの状況を抜け出したがっていたと思う」
「ピアスンのその時の心情を考えながら演技しようと努めた」 とインタビューに答えてます
その後のドラマ「美男ですね」もツンデレな男の子を好演したし
グンソク君、この先も注目したいです
チョン・ジニョンはとても好きな俳優さんですけど
どっちかというと「楽しき人生」とか「達磨よ、ソウルに行こう!」みたいな
いつも口元がニヤついてるような役のチョン・ジニョンが好き
彼を見てるとつい笑っちゃう
でもやっぱり難しい映画だったけど彼の存在感は大きい
アレックスの弁護人のオ・グァンノクも好きな俳優さんだけどもうちょっとずる賢そうな怖そうな人が良かったな)
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