自然学校発 黒松内だより

北海道の道南の小さな町、黒松内にある「ぶなの森自然学校」の毎日と周辺のできごとを自然学校のスタッフ達が紹介します。

今年も鮭がのぼってきました。

2012年10月16日 18時50分21秒 | 日常生活
自然学校のすぐ近くの川に、今年も鮭がのぼってきたようです。
(画像が汚くてすみません・・・)

ただ、例年よりも戻ってくる数が少なく、
普段、ふ化場の梁が仕掛けられているその場所に
今年はありませんでした。

今年は暑さが続いたため、海水温が下がらなかったからだとか、
台風や海が荒れることが少なかったため、暖かい水と冷たい水が
混ざることがなかったからだとか、様々なことが原因として言われているようです。

北海道の川の中には例年通りに戻っている川もあるようですが、
この黒松内の川から旅立っていった鮭たちは
どこに行ってしまったんでしょうか?
(海でも釣れていないようなのです。)

毎年見る光景ですが、鮭たちの執念を感じ、
目が離せなくなります。

食卓にあがる鮭も本当なら川までのぼり、
自分の使命を果たしたかったのでしょうね。

せめて戻ってきた鮭たちが次の命をつなぐことができますように。

(ふった)