事務所に薪ストーブを入れる、と決まったのは10月半ば。
遅まきながら、慌てて薪の準備をしています。
しかし、一口に薪と言っても、その作業は大変なものです。
まず、黒松内は豪雪地帯で雪がごっそり降るので、
薪が埋もれないようにするための薪小屋が必要です。その建設。
そして、薪の量の確保。
写真にある分でも「結構あるじゃん」と見えますが、
これで10日間ほどしか持たないとのこと。
冬、暖房を焚く期間は4~5カ月くらいあって、日数にすると・・・。
いや、ちょっと計算したくないですね。
とにかく膨大な量の薪が必要ということです。
本来なら、2~3月の雪が固く閉まった時期に薪にする樹を山から切り出し、
ソリを利用して山から下ろします。これは雪の地方ならではですね。
そして、雪の解けた頃に、斧でパコパコ割って野外に積み上げ、夏の間乾燥させます。
秋口、乾燥が程良い具合になったら、雪のかぶらない薪小屋にごっそりと積み上げます。
薪ストーブを焚く家は、家の中やすぐ脇に専用の薪小屋を備えているのです。
薪づくりは、一年かけての大仕事です。
自分の家で薪ストーブを焚いている地元の方からは、
「ひと冬越すための薪づくりがどんだけ大変かぁ。おめぇらも体験してみて覚えれぇ」
と叱咤励ましの言葉。
実はここにある薪もその方から頂いたもので、
加えて薪づくりの作業も手伝ってくれて有難いことこの上ないです。
今朝、山の上には雪が掛ってました。
ふもとに降るまで直です。間に合うかなぁ。
(こん)