自然学校発 黒松内だより

北海道の道南の小さな町、黒松内にある「ぶなの森自然学校」の毎日と周辺のできごとを自然学校のスタッフ達が紹介します。

地域おこし協力隊 まりっぺ発🛫イベント開催!

2022年02月10日 13時30分21秒 | あべまり日記

 

お久しぶりのまりっぺプログです!

 

先週は、幼児のスキー教室やスキー検定に向けたスキー教室などがあり、仕事終わりにスキー場に直行する1週間でした。

 

この1年で一番なのではないかというくらい忙しい1週間で、毎日、家に帰ったら疲れ切ってすぐに爆睡・・・でしたが、私自身が幼少期から取り組んできたスキーという分野で貢献できているという喜びでとっても充実した時間でした💛

 

実はその先週の終わりに、地域おこし協力隊の私まりっぺが企画・実行したことが2つありました。

 

まずは、節分に合わせて元気いちばの皆さんへ豆を配りに行きました。

元気いちばとは、夏の期間中に作開地区の皆さんがお茶を飲みながらお話ししたり、町の総合文化祭にお出かけしたりして、地域の皆さんが顔を合わせる場を作ろうというものです。

 

冬の期間中は元気いちばの活動はなく、地域の皆さんが顔を合わせる機会が

少ないため、節分という機会に協力隊のまりっぺが皆さんの顔を

見に行こう!と思い、企画しました。

 

 

いざ豆をもって各お宅にお邪魔すると、

「ちょうど神棚にお供えしたいと思っていたところだったの」

「節分だと思ってはいたけど豆がなかったからありがたいわ」

 

という声をいただきました。

 

どの方も、お子さんが小さかった頃は家で豆まきをしていたそうなのですが、

子どもが大きくなるとやらなくなり、今では神棚にだけお供えしているのだそうです。

 

今回皆さんに会いに行ったことにより、どれだけ節分という行事を大切にされているか、ということを知ることができましたし、

 

 

皆さんとの会話の中で、

いつも元気いちばにいらっしゃっている地域の方々が1人、2人と高齢者施設に入られていく…というタイミングだったため、近所の方が少しづつ減っていく…ということについて、皆さんの率直な気持ちも聞くことができました。

 

人口がどんどん減っていく中で、協力隊として私には何ができるか改めて真剣に考えるきっかけにもなりました。

 

 

そしてそして、

週末2つ目のまりっぺ企画は、野球場でのかまくら作りでした!

 

イベントといっても、いつも体育館で一緒に運動している仲間や役場の若い方に声をかけ、ワイワイ作業することで横のつながりを深めようといったものです。

 

「東北スタイルのきれいなかまくらを作ってみたい」

写真:横手のかまくら

→こんなイメージ

 

その一心からこの企画が始まりました。

 

「一緒に野球場で遊びましょう」そういって声をかけて、ふたを開けてみると当日は11人も参加してくれました。

 

 

誰も足を踏み入れていない、あたり一面が銀世界の野球場。

そこをずんずか歩くだけでほらもう楽しい!

 

そして、せっかくの野球場なのでホームベース付近にかまくらを作ることに。

 

作りの経験者はいませんでしたが、まずはとにかく山を作って高さを出そうとトライしてみることにしました。

 

(※球場の使用許可はとっています)

 

ママさんダンプでひたすら雪を運び、それを足で固めていたのですが、

「これ、ソリで滑ったら効率がいいのでは・・・」という話になり試してみることに、

 

 

うん、確かにこっちの方が早い!そして踏むより楽しい!!

ということで作業を進めていきます。

 

屋外ということで、マスクの着脱は個人にお任せしましたが、

人と人との距離は保ちながら行っています。

 

雪にまみれながらワイワイワイワイ、皆さんもかなり楽しんでいる様子でした!

 

 

私はというと、焚火の火を起こしたり、みんなの様子を写真に収めたり・・・

一番楽な役回りをしていました。

(だからですかね、、、誰よりも楽しかったです♪)

 

 

ある程度の高さになると、穴を掘る作業に。

 

 

中にいる人は汗だくになりながら掘り進めていました!

休憩で穴から出てくると、体からとんでもないくらいの湯気が!

そして、休憩してほどなくするとまたすぐ穴の中へ消えていく…その姿はまるで

かまくら職人でした。(笑)

 

そしてこちらにはイグルー職人。

 

助手を一人つけて、2人体制で黙々とグロックを切り出し、イグルー作りを進めています。この作業は性格が出ますよね~。きっと私なんかがやるとブロックの形がバラバラで怒られそうです~(笑)

 

この方は、登山先の山でもイグルーを作り、そこに1泊されることもあるそうです。また、ブロックを切り出すスノーソーや、深さを調べるゾンデという道具もご自身で手作りされているそう。

雪面より下に掘っていくかまくらと、雪面より上に積み上げていくイグルー。

この二つが同じ空間にあることで、違いが見えて面白いのではないかと提案して作ってくれました。

帰るときには「イグルーの試作ができていい練習になりました」と言って去っていきました。

 

 

一方、掘るタイプのかまくらの仕上がりは、、、

こんな感じです。

 

中はこんな感じです。

こう見えても大人が詰めて10人ほど入るくらいの広さがあります!

 

そしてなんといっても私のこだわりはこの神棚!

神棚に全てを注ぎ込みました。これぞ東北スタイル。

私はこれしか作業していないといっても過言ではありません。(笑)

 

 

日没前には作業を終わらせ、ゆっくりしたいということもあり作業は3時間半でけりをつけました。

 

写真:横手のかまくら

作業してみて、このイメージのかまくらを作ることはかなり難しいことが分かりました(^^;

 

しかし、今回開催してみて、私の想像以上にこのような集まりを好む人は多いのかなと思いました。次は雪像作りですかねぇ!!

 

次回も楽しみです!

 

地域おこし協力隊 まりっぺ こと 阿部真理

 



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