バンドのメンバーの足を見ていると、ふむふむ、ずーっと踵が浮いていますね
それはいいのですが。。。
「ドン」と踏み下ろす前に、一旦踵が沈んで、上がってから、踏み下ろすのです・・・。
「なんだ? 何やってるんだ・・・?」
なんで足を上げるのに踵が下がる??
聞いてみると、踵は常に浮かしていて、バチは太鼓の打面に常時押し当てたまま、だそうです。
つまり、クルマのブレーキをギュッと踏んだままの状態でいて、叩くときに足を一旦浮かし、そこから踏み込む、と、そういうことらしいのです
ただ、足を浮かす前に踵が沈む話をすると、
「え。。。? そんなことしてるかな?」
という反応が返ってきました。
どうやら本人にはそんな認識はなく、無意識のうちにやってるみたいです。
大体、足を浮かすのって楽じゃない。
椅子に座ったままで足を浮かそうとすると、持ち上げる太ももに力が要るし、反動でどうしても上半身が動きます。
が、ドラマーの上半身はとても安定していて、しかも両足を自由なタイミングで上げたり下げたりしている。
これは、、、
よくよく考えて、やってみると、なるほど~
足を持ち上げるときに一回踏み込んでその反動で足を上げるんですね。。。
太ももの筋肉で持ち上げるのではなく、足が勝手にその場でジャンプしてるんです。
これなら上半身に反作用で影響を与えたりしないかぁ・・・
「よし、分かったぞ!!」
と、頭で理解したからって、すぐに出来るかというと・・・・
これ。。。一回踏み込んで上げて踏み下ろして「ドン」なので、「ドン」のタイミングより2テンポ早く動き出さないと間に合いません。
微妙にタイミングを先取りして動かさないといけないのですが、これはかなり慣れが必要です。
慣れ=練習、これは当たり前。
で、逆に練習すれば慣れて、必ずできるようになる、というのがボクの信条です。
くせ者は、、、トシですね。。。
今までの感覚だと、どんな難しいことでも、出来る人がたくさんいるような非特殊技能であれば、人並みにそこそこできるようになるのですが、今回ばかりは・・・
どれだけ練習しても、なかなか慣れないですね
このタイミングがうまく取れない以上、曲に合わせて叩いても必ずずれるし、狂ったようにペダルばかりを踏んでいても上達しないならば、ちょっと進退を考えないといけません。
決して嫌なわけではなく、練習は楽しいし、何時間でも練習できますが、ヘタなのを聞かされる家族にも迷惑かけるし、出来ないとバンドのメンバーにも・・・
今さら諦めて練習をやめる気は毛頭ありませんが、スタジオ練習の時はちょっと助っ人を呼んで来ないといけないかも。。。
いつになったら気持ちよく叩けるようになるんでしょうかねぇ~