はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

熊野古道ツーリング10 玉置龍神水 ジムニー前後輪脱輪で絶体絶命 そこに現れたのは、奇跡の・・・?!

2023年05月28日 22時47分09秒 | ツーリング(バイク)

本日は最終日。

昨日ヘッドライトの球が切れたので、日暮れまでに帰りつかないとまずい。

寄り道せずに、真っすぐ帰ります。

 

でも朝飯はどこか道の途中で食べます。

川沿いの見晴らしの良い所を見つけました。

寄り道はしないと心に決めていたので、瀞峡の看板も見て見ぬふりをして通り過ぎたのですが・・・
このまま帰ると16時過ぎには家に着く、日暮れは18時半まで大丈夫か・・・

などと考え始めたところに「玉置神社」の看板が目に飛び込んできました。

反射的に曲がってしまう。。。
位置関係は、遠回りではあるが戻ってはいない、ということは認識していましたので、まぁいいか、とそのまま進みます

 

玉置龍神水がありました。

水を汲んでいると、先ほど道を譲ってくれたジムニーが通っていきます。

狭い山道なので、バイクの方が圧倒的に速く、すぐに追いつくと思うのですが、何回も譲ってもらうのは心苦しいんですよね~

 

水を汲み終わって出発。
しばらく行くと、案の定ジムニーが、、、

溝にハマってる!!

左側の側溝にタイヤが落ちて大きく傾いています。

直感的に、自力での脱出は無理と感じましたが、何かできることがあるかもと思い、バイクを停めて助けに向かいます。

 

でも、勝算が無い訳ではありませんよ

そのうちアレが、、、強力な助っ人のアレが・・・

 

来たーーーー!!

三菱ジープ 昭和56年式!!

なんて頼もしい、ゾクゾクしますね

さっき龍神水で停まったとき、ちょっと話をしたのです。
で、ついさっき道を譲ってもらったので、来るのは分かっていたのでした

 

完全にタイヤが落ちていて、このまま引っ張っても上がってこないと思ったので、タイヤの前に石を積んでおきます。

ロープでつないで、引っ張る。

「バチっ!!」
ロープが切れた!!

万事休すか・・・

 

「私のを使いましょう」

えー!!あるんですか、、、あるんでしょうね、このクルマなら。。。

ジープのオーナーが自分のロープを出してきます。
なんて頼もしい・・・

ジープのエンジン、ひと吹かし。

頼むぞジープ・・・

 

「ぐぉグォーーン、ブッブッブッブ

うおーーーー!

上がったーーーーー!!

タイヤが溝にハマったまま、ガガガガと引っ張られていく最悪の事態も想定していましたが、

一瞬のうちに上がりました。

さすがジープ!!

思わず拍手。

「カッコえーーー!!」

思わず叫んでしまう。

 

悪路もものともしないジムニーが動けなくなる最悪の事態、

そこに現れる、これ以上ない適合性120%の超スパルタンなクルマ、往年の三菱ジープ。
役者はそろったって感じですよね~

ジープが現れた時は、鳥肌モノでした。

一発で上がったのもよかった。

ジムニーの車体のダメージも少なくて済んだと思います。

 

いやぁ、よかったよかった

ジープの方、セダンのクルマの方、お疲れさまでした!!

ジムニーの方は大変でしたが、事故直後に近いタイミングでジープが来るなんて、不幸中のものすごい幸いですね!!

ツーリング最終日に、とてもいい体験をさせていただきました~


熊野古道ツーリング9 那智の滝 勝浦 神倉神社 速玉神社

2023年05月27日 00時32分03秒 | ツーリング(バイク)

那智高原公園に到着。

ここから那智の滝までは下ってすぐです。

でも、青岸渡寺まで500mくらいかな、せっかくなので歩くことにしました。

 

展望台から那智の滝を望む。
この時点で「あそこまでは結構な距離があるはず」と気付くべきだったのですが・・・

 

けっこうな下り坂。
ここを登らなければならない帰りがコワイ・・・

青岸渡寺に到着。

 

那智の滝を目指します。

今、地図を見ていて気付いたのですが・・・
お寺の横に「那智大社」がありました。。。

那智の滝で頭がいっぱいで、社殿があったとは。

昔家族で下から登った時にお参りしたはずですが、全く覚えてないや

 

青岸渡寺から那智の滝まで、結構な距離がありました。

まったく想定外。

帰りは汗だくでした。

 

汗で濡れたTシャツも、地面に置いとくだけで驚異的な速度で乾いていきます。

とはいえ、時間が無いので、新しい服に着替えて出発。

11時にここに着いて、もう14時前です。
2時間もかかってしまった・・・

昼めしは那智勝浦の美味しい魚を堪能しますよ!!

 

那智の滝まで登ってくるクルマで反対車線は激込み大渋滞。

ふもとから延々と車列が続きます。

 

途中、捻木の杉で会った名古屋のライダーが反対車線で手を振ってくれました。

和歌山の朝日夕陽百選を巡っている若者ですが、行く先々で遭って、これで4度目です。
走るペースが同じだと遭う可能性は高くなるのですが、見る対象が全く違うのにここまで遭遇するのも珍しい

 

途中道に迷い、適当に走っていたらお酢屋さんを発見!!

駐車場に停めたら、お水がありました。

お酢を作る名水です。

ペットボトルを準備して蛇口をひねると・・・出ませんでした。。。

お酢屋さんも14時で閉店。

 

さて、那智勝浦のお店ですが・・・

14時を過ぎるとどこも開いていないです

定食屋から中華料理屋から、店という店が全て閉まっています。

唯一開いてそうな観光市場は激込みで、とてもすぐにありつけそうではない。
グーグルマップで開いてる(ことになっている)店を巡ってはことごとく裏切られ、、、

あっという間にもう15時。

行きたかった海の見えるカフェ「熊野カフェ」も閉店

これ以上は時間を無駄には出来ないと、美味しい魚はスーパーで刺身でも買って食べようかと思ったら、、、

刺身はこれだけ。

もういい。弁当にする。と、チキンカツ弁当を購入。

海で食べようと、公園のようなところに入りました。

なんだか弁当がひもじくて、揚げたこ焼きを購入。

 

弁当温めるの忘れた。。。
揚げタコ焼き油っこい。。。


夜は豪勢にいいものを食べようと思っていましたが、胸焼けしてきました。。。

 

ここから新宮まで30分、速玉大社に着くのはギリギリ17時です。

急げ!!

渋滞!!

脇道に入ったら、目の前に神社が現れました。

神倉神社。

 

以前に来たことがあったので、一旦は素通りしたのですが、、、

誘われるようにこの道に入ってきたのには、何かわけがあり呼ばれている気がしたので、戻りました。

500段の急な階段を上り、ご神体のゴトビキ岩にたどり着く。

まだ陽はあるし、来てよかった

 

何度も来たことがある速玉大社。

でも熊野古道を走って、ここに来てお参りしないのもね。

旧チャップマン邸

西村伊作記念館。当然閉まっていました。

 

晩ご飯は新宮で食べるつもりだったのですが、胸焼けして何も食べる気になれない・・・

豪勢に刺身を買って、昨日と同じキャンプ場でいただくことにしました。

お風呂に入ったので、多少お腹もこなれた感じ。これで半額500円。

 

そろそろ寝ようか考えていた夜中の11頃に、ワゴン車で到着した2人組。
すぐ横にクルマを停めて、そこからBBQを始めました。。。

大声ではなく、ぼそぼそ話すのですが、耳元でささやかれているのと同じで眠れない。。。

「この時間からさすがにそれは無いやろ、、、」と言ってやりたかったのですが、耳栓があるのを思い出し、
そこからは熟睡でした

確かに、まだ暗くはなってなかったとはいえ、自分が到着したのも遅かったし、他人のふり見てちょっと反省です。

キャンプで耳栓は必需品ですね。。。


熊野古道ツーリング8 深山にて、変質者と間違われ・・・

2023年05月25日 23時01分41秒 | ツーリング(バイク)

熊野古道を歩いてる人は、外国人が多い。

6~7割は外国人。

日本人はなぜか女性が多い。

男性一人はあまり見かけなかったですね。

女性一人旅が意外と多く、目が合うと会釈してくれたり、話しかけてくれたり、皆さん愛想のよい方ばかり。
何かあった時のために、山に入る人は必ずあいさつしますが、それ以上に人懐こいというか。。。

なので、自分もすっかり調子に乗っていた気がします・・・

 

熊野古道の案内標識の前で停まって見ていたら、外国人の女性が一人で現れました。

さっそく話しかけてみました。

「おひとりですか?」

「〇△〇××--□□、えいご、えいご」

あぁ、英語で話せと言ってるのか。。。

「えぇっと、ワン パーソン?」

「×〇△・・・・by myself?」

おそらく、私一人で来たのかと聞いているのか?と言ってるので、

「Yes!!」

すごいですね~と言いたいのだけど、なんて言ったらいいのか分からない。

ワンダフル、違うな、ちょっと上から目線のような気もするけど、これか。。。

『ビシッ!!(親指を立てて)』

「グッジョーブ!!」

一瞬考えたあと、顔を上げ、カッコつけて言い放ったそこに彼女はおらず、、、
元来た道を足早に去っていく後姿が・・・

「え、えぇ、、、??」

完全に空を切った親指を恥ずかし気に降ろしながら考えてみる。

「何か悪いこと言ったかな。。。」

グッジョブがまずかったか、、、いや、言ったときにはもう背中を向けてたので違う。

先に進むのではなく、元来た道を戻るというのは、単に無視されたというわけではない。
明らかに、拒否されている・・・

なんだろう・・・

ショッキングな場所を離れ、頭を垂れながらトコトコ山道を進みながら考えていたら・・・

やっと自分のしでかしたことの罪深さに気付きました

 

ひと気の無い異国の奥深い山の中で、ヘルメットを被ってオートバイにまたがった薄汚い風体の見も知らない男に

「お前は一人で来たのか?」と聞かれたら・・・


そりゃあ逃げるわな・・・

バイクに追い掛けられたら逃げられない、古道を戻って誰かに助けを求めよう。

理にかなった、しごくもっともな行動ですね。

本当にごめんなさい、せっかく日本に来てくれたのに、怖がらせてしまいました。。。
これ以外は良い旅であったことをお祈りしております


熊野古道ツーリング7 谷口の石炭層 沈下橋

2023年05月24日 23時39分38秒 | ツーリング(バイク)

今日は那智の滝まで行って、新宮でご飯を食べてもう一度同じキャンプ場に帰ってきます。
時間的にはかなり余裕があるので、のんびりできそうですね

まずは朝飯購入もあり、少し戻って本宮から那智の滝までの熊野古道を走ります。

 

通行止めの看板も、「4t以下は通れるのね」とつぶやきながら通り過ぎます。

GWのため工事が休みということもあり、ほぼほぼ通れますね。

 

和歌山県朝日夕陽百選の場所ですが、、、何も見えません・・・

ここでも女性の一人旅を見かけました。

バイクで通り過ぎると会釈をしてくれます。
やはり、ひと気の無い山の中では心細いのかもなぁ。。。

などと勝手に考えていたので、後程ショッキングな出来事に遭遇するのですが

 

谷口の石炭層、奥に見える水平の黒い筋がソレです。

坑道が残っていれば見に行きたいんですけどね~

 

一旦国道168号線に出ます。

四万十川にあるので有名な沈下橋がここにもありました。

増水時には水面下になるのですが、水の抵抗を少なくするためガードレールなど出っ張りが無く、ちょっとコワイ。

 

再び山道に入り、深山に分け入り、途中、絶景スポットで朝飯をいただきます。

半島のように突き出していて、270度の眺望が開けていて、最高の場所ですね!!

1時間近くのんびりさせていただきました。

遠くに海が見えます。

 

此処も絶景、あそこも絶景。

 

熊野古道と交差するところで休憩所があり、けっこう人が居ました。

ほとんど外国人でした。。。

 

山の神様を拝んでいると、作務衣の方が話しかけてきます。

熊野古道を歩く人のサポートにクルマでついてきている人で、この先の道路が通れるかどうか気にされていたのですが。。。

「大事に乗ってるねぇ」

「え? 分かります?」

「わかるよ、昔はボクもバイク乗ってたんでね」

確かに大事にはしているものの、見てくれ上は決してきれいではないKDX。

何度もこかしていて傷だらけだし、カウルは色あせて白い粉を吹いています。

「古いんでボロですけどね~」

「うん、でもわかるよ、大事にしてるの」

なんだかとてもうれしくなりました

TZRと違ってあまり意識していませんでしたが、こいつはTZRよりも古いので、もう30年にもなります。

オフロードバイクなんて、みんな同じに見えますが、分かる人にはわかるんですかね。
でもそれで十分です

 

 


熊野古道ツーリング6 熊野本宮大社 水呑王子跡 熊野川温泉さつき 小船キャンプ場

2023年05月17日 00時03分27秒 | ツーリング(バイク)

ここからひたすら山道を走って、発心門王子から熊野神宮に至ります。

発心門王子から本宮大社までのルートは、子供が小学生の時に家族で歩いたことがあり、天気が良くてホントに気持ちよかった思い出があって、楽しみです。

その予定だったのですが・・・

どこをどう間違ったのか、国道311号に出てしまいました。
携帯のナビを見ながら走っていたのですが、実はフリーズしてたようです

グーグルマップにも載ってない道でした。。。

「また戻るのか・・・

けっこう走ったはずで、またあの道を走るかと思うとちょっと気が滅入るというか・・・

基本来た道を戻るのは、イヤなのです。

「昔みんなで歩いたからいいか」

と、自分に言い聞かせて国道を熊野本宮大社に向かいます。

そういう意味では、熊野本宮大社も行ったことがあるので、ここも行かなくていいはずなんですが、そうはいきません。

お守りを購入。

八咫烏はカッコいいので好きです。

熊野本宮大社hpより

 

今日は絶対に風呂に入りたかったので、ふらっと川湯温泉の近辺のキャンプ場を当たってみましたが、、、
GW真っ只中、空いてるわけがない。。。

潮岬のキャンプ場は遠すぎてとても行く時間が無いし、次点の策として考えていた無料のキャンプ場に行くか。

それにしても時間が余る。

ということで、発心門王子まで行ってみました。
こんなことなら、間違った道を戻ったほうがよほど早かったのですが・・・

見覚えのある場所がいくつかあり、懐かしさがこみ上げてきます。

ここで休憩したなぁ。。。

 

さて、日も傾いてきましたのでキャンプ場に向かいます。

途中でコンビニに寄って、明日の朝飯を買わないといけなかったのですが、コンビニとしてはここらで一軒しかない()ヤマザキショップを通り過ぎてしまい。。。

戻ればよかったのですが、かなり走ったし、温泉に何かあるだろうとたかをくくっていたのが甘かった・・・

キャンプ場にテントだけ張って荷物をぶち込み、温泉に向かいます

ここで晩ご飯を食べる予定だったのですが・・・

食事はランチしかやってないそうで、しかも小さな土産物売り場には食べ物は無い・・・

近辺に食べるところは無いし、店員さん曰く、確実なところでは新宮(30分)に行くのがよいとのこと。

風呂入ってから30分はなぁ、、、仕方ない、家から持って来たカップ麺食べるか。

 

その前に温泉ですが、露天風呂をもあるし、これで500円は破格ですね。

テントも張ってあるし、心置きなくゆっくりとお湯につかってきました。

 

そして晩ご飯。ひもじい・・・

おにぎりが一個あるとかなり違うのですが、、、

 

小船キャンプ場は無料のキャンプ場。

ですが、ちゃんと芝生もあって、想像してたのと全然違いました。

温泉も近く、無料でGWというのに、まだまだ空いています。

ただこれだけ広いのに、水場とトイレは一か所しかなく、遅く来るとかなり離れたところに陣取ることになる。

水持参がお勧めです。

明日もここに泊まることにしました

 

翌朝、すぐに出発。朝ごはんも買ってないし・・・

つづく


熊野古道ツーリング5 大イチョウ 箸折峠展望台 足湯 オールドトレイルカフェテリア 野中の清水 

2023年05月15日 00時04分03秒 | ツーリング(バイク)

国道を挟んで向こう側に渡り、宝泉寺から牛馬童子像、箸折峠展望台まで走るはずが、途中トンネルが通行止めということで、宝泉寺の大銀杏を見て引き返します。
でけぇ!!

 

牛馬童子像の近くの箸折峠展望台は、道路の反対側からアプローチしました。

 

近露王子跡の横に足湯があると、パンフレットに書いてあったので、楽しみにしていったのですが・・・

初日は時間が無くて風呂に入れず、2日目は歩いてすぐの温泉に行くはずがなんと定休日。
今日で三日目になり、足だけでもさっぱりしたかったのですが・・・

 

町の中に入ってきて、丁度お昼の時間になったのですが、オッサンだからって何でもいい訳ではない

気になるカフェに行ってみました。

オールドトレイルカフェテリア、熊野古道沿い、継桜王子の近くにあります。

パッと見、微妙な感じだったので、少し眺めていたら、、、

突然、窓からひょっこりガイジンさんが顔を出して、

「イラッシャイ、バイクはソチラニ」だって

言われるがままにバイクを置いて、テラス席に。

3000円と1500円のランチがあり、1500円のにしました。

スパゲッティ、ペンネ、オムレツから選択し、これにパンとサラダが付きます。

時間がかかりそうだったので、すぐ下にある野中の清水に行って水を汲んできます。

「シタノホ ミチ セマイノデ キヲツケテクダサイネ」

遊歩道のような道は、下の方は崩れて確かに危険な状態。

野中の清水、写真撮るの忘れました・・・

 

このテラス席、前に木があって見晴らしは良くないので、奥の方に行ってみました。

奥の方は結構遠くまで見通せるので、こっちに椅子を置いて食べたいなぁ、などと考えて帰って来ると、

またあの窓から、

「ミナサン(?) スミマセン ココカラサキ ハイッチャダメネ プライベートナバショナノデ」

「あ、すみません、ごめんなさい、気を付けます」

さすがガイジン、日本人なら言う前に柵をするか、張り紙をするかなぁ。
「こっちで食べたい」とは言えませんでした・・・

 

今後の予定を確認していると、旅人が一人カフェに入って?きました。

さっき野中の清水のところにいた女性。

「一人で歩いてるんかな。。。すごいな・・・」

と思っていたのでした。

一人旅の若い女性に話しかけて下心があると思われてもアレだし、このまま二人無言でいるのも不自然な気がするし。。。

とりあえず勇気を振り絞って話しかけてみました。

「お一人で熊野古道歩いてるんですか」

「はい、そうです」

「大変ですね~」

ふう、これでとりあえず満足しました。

あとは怪しまれないようにスマホをいじって・・・

「天気が良くて良かったですね」

「あ、そ、そうですね~」

あらためて見ると笑顔の素敵な明るいお姉さん。

なんとこの熊野古道は一度制覇していて、2巡目突入だそうです。

伊勢の道も制覇。
和歌山出身だけど今は東京に住んでいて、休みの度に来て歩いては東京に帰るを繰り返すのだそうです

「一度始めたら最後までやらないと気が済まなくて。最後は意地ですね」

『えぇ子やぁ~』 ←心の声

 

サラダが出てきました。

周りに薄切りのフランスパンが並べられています。

メインディッシュはミートスパ。
話に夢中になって、写真撮るの忘れました。。。

デザートは2種類のお菓子(名前を言われても分からなかった)から選べます。

コーヒーはエスプレッソ。
ここまできて、店のご主人は完全にイタリア人かと思っていましたが、フランス人でした。。。

食事がなかなか出てこなかったのもありますが、話が楽しくて、1時間くらい此処に居てしまいました。。。

いやぁ、素敵な女性でした

つづく


熊野古道ツーリング4 ひるね茶屋 捻木の杉 潮見峠 高原霧の里休憩所

2023年05月14日 06時14分50秒 | ツーリング(バイク)

熊野古道を走る、というテーマを得たので、中辺路方面に向かいます。

地図を見ていただくと分かる通り、走行ルートは一旦左下に降りて、田辺市に戻って、右上に上がっています。
出来るだけ走っていないルートを選んでいますが、無駄が多い・・・

それでも熊野古道沿いにあると思われる「ひるね茶屋」には行って見たかったのです。

 

そしてこの感じ!!

自分のイメージ「ザ・熊野古道」です。

軽が一台やっと通れるくらいの幅の道をトコトコ登っていくと、昼寝王子跡に到着。

そしてその横に、ひるね茶屋。

おばあちゃんが一人で切り盛りされています。
お店なのか休憩所なのか・・・
休憩したりおにぎりを食べてったりされる方もいるとのことで、朝ご飯をここでいただくことに

絶景です

こんないい所はそうそうないですね。
遠く海まで、昨日溶岩岩脈の前にあった神島(かしまと読むらしい)まで見えます

とはいえ、住むといろいろ大変みたい。

先ほど通ってきた道沿いにある家は、石垣が緩くなったりして、土砂崩れが起きているそうで、
土砂崩れを治すためにダンプが入り、その重みでまた道路が崩れるとか、悪循環が続いているのだそうです

この茶屋の前の銀杏の木も、夏は木陰になって良かったそうなのですが、台風で倒れたり、石垣を痛めたりするので切ってしまったそうです。。。

やはり、たまに来るだけでは分からない事情があるんですね。。。

 

そこから先はダートになっています。

捻木の杉は、庵賃を追ってきた清姫が、庵賃が田辺の橋を渡っているのを見て身をよじって悔しがったところ、杉の木も捻じ曲げてしまった、との言い伝えのある木です。

絶景が広がっています。

そういえば、来る途中に清姫の墓があったはずなのですが、立ち寄るのを忘れていました。。。

 

潮見峠越え

人里に降りてきました。

高原霧の里休憩所です。

外国人の方がたくさん居ました。

 

旅人がみんな夏ミカンを食べているのを見て、名物なのかと思って買ってみました。

皮をむくのが大変。。。

 

そういえば、昔三重県側の熊野古道を歩いた時、飲み物を持たずに行ってしまって途中でのどが渇いてフラフラになった時のこと。

木に残っていた季節外れのスカスカの八朔?を食べて、水分はほとんどなかったのに、かなり復活したのを思い出しました。
なにか体力を回復する成分が含まれているのかもしれませんね

 

この先の「山の上の小さな洋菓子店meguru」がいい感じなのですが、昼前だし、オッサン一人で入れる雰囲気でも無さそうなので、断念。

つづく


熊野古道ツーリング3 南方熊楠顕彰館 鳥巣半島の泥岩岩脈 向平キャンプ場

2023年05月13日 01時07分12秒 | ツーリング(バイク)

紀伊半島の山の中は、あまり見どころが無い

宿場町も無いし、旧い家も無い、あるのは湧き水ぐらいでしょうか。

なので、田辺市にある植物?学者の南方熊楠の生家は希少な観光の目玉。

少々ルートからは外れますが、とりあえず行ってみます。

南方熊楠顕彰館に併設して、、、逆か、生家に併設された顕彰館で入場料を払います。

名前は聞いたことありますが、実際のところ何をした人なのか良く知らない・・・
知らない人の生家になぜ行くかというと、知るために行くのですよ、ふっふっふ

さて、見終わったところで15時過ぎ。

泊ろうとしていた本州最南端の潮岬キャンプ場まで最短で2時間ちょっとなので、休憩も入れて2時間半か。。。

明るいうちには着けそうですが、しかし、単にひたすら走るだけというのもなぁ・・・

できれば時間に縛られず、のんびり走りたい

ということで、近場の向平キャンプ場を予約。

受付時間が終了していたので(早や!!)、料金は明日の朝、9時に徴収するとのこと。
うむむ、、、9時まで居ないといけないのか。。。

値段もGW価格で3200円と、安い方ではありますが、自分の基準からは高い。

でも仕方ない。

 

時間も出来たので、海にでも行くか、と、鳥巣半島の泥岩岩脈を見に行きます。
あいにくの満潮で、ちゃんと見れずじまい

潮が引いていたら、けっこう遊べたんですけどね。。。

ちょっと遅いコーヒータイム

 

向平キャンプ場は川沿いの気持ちいキャンプ場でした。

晩ご飯は刺身とご飯。

刺身は地物を買うようにしています。
アツアツのご飯に刺身、最高です

隣のサイトのご夫婦が声をかけてくれて、食後のひとときを楽しく過ごすことが出来ました

とても仲の良い結婚3年目のご夫婦は、自分よりも年上で再婚同士。
なんだかほのぼのとしてしまいました

 

6時過ぎ、朝起きてトイレに行ったら、管理人を発見!!

早速料金を支払いました。
9時まで居なくて済んだのは、ホントにラッキーでした

 

朝ご飯は食べずに出発。
キャンプ場の朝の雰囲気は大好きなんですが、、、

こうすると前の日のうちに荷物をまとめられるので、手早くテントを畳んでかなり早く出発できます。

走りながら景色の良い所を探して、気に入ったところで朝ご飯を食べる方が、いい気がしてきました。

この日を境に、熊野古道を巡る旅に切り替えます。
とくに当てもなく林道を走るのよりは面白そうです

とはいえ、熊野古道は基本歩道で、車道を歩く区間は一部だけです。

なので、並走した道路を走るのも可として、熊野古道を走った気になることにしました。

ちょっと南下しすぎてしまったので、戻ります。

つづく


熊野古道ツーリング2 県道733号線 県道194号線 そばと農園和わく

2023年05月09日 23時24分20秒 | ツーリング(バイク)

朝です。

とりあえず紀伊半島を巡る旅、林道ツアーに出発。

ルートについては一晩悩みましたが、おおまかには、まずは西に向け走り、南下して本州最南端の潮岬のキャンプ場に一泊、その辺りをぐるぐる巡った後、無料の小船キャンプ場に一泊して帰る計画にしました。

まずは県道733号。

一部工事で完全ダートの部分はありましたが、

基本は舗装されています。

路面状態はあまりよくはありません。

千丈口岳登山道入り口のあたりで尾根沿いを走るようになりました。

荒野竜神スカイラインの合流点に近くなると、路面状態も良くなり、見晴らしは最高です

ただし、脇に植えられた杉が大きくなると何も見えなくなるので、この眺望が見られるのもせいぜい1~2年くらいでしょうか。

道の駅ごまさんスカイタワーの少し北で、荒野竜神スカイラインと合流します。

あまりにも寒くて、道の駅で暖かいココアを飲みました。
ライダーたくさんいましたが、みんな凍えてました・・・

 

少し戻って、県道194号に入ります。

最初は路面状態も良く、無茶苦茶楽しい道でしたが、すぐに悪化。。。

当初行こうと思っていた道は通行止めになっていましたが、戻るのはイヤなので、遠回りルートを選択。

かなり走ったところの分岐点で、また通行止め

とおもったら、どっちの道も通行止め。。。

「そりゃないぜ~・・・旦那ぁ」
とつぶやきながら、途方に暮れる。。。

今から来た道を戻るのは酷すぎる。
かといって、通行止めの原因が何で、何キロ先なのか不明な中、突っ込むのもなぁ・・・

 

選択肢として「戻る」は無いので、そのまま進むことにしました。

絶景が続く道、なのに、不安にさいなまれながら走るのは、精神衛生上良くない。

結果として、気持ちいいと不安がバランスして±0の普通の状態に、、、なる訳が無いです!!

かなり走ったところで、ガソリンが心配になってきます。

タンク容量が小さいので、100kmくらいでリザーブになります。

スタンドを見つけたらとりあえず(1Lでも)入れることにしていますけどね。

ここで通れないとなると、戻って最寄りのガソリンスタンドを探すのはかなり厳しい。

と、停車した軽トラの中におばちゃんが。。。

この先行けるのかどうか聞いてみました。

「通れるよ」

「いやぁ、上の方で通行止めって書いてあったので、ドキドキしてました」

「4tトラック以上は通行止めやけど、普通のクルマは通れるよ」

・・・なぁんだ。
それならそうと書いといて欲しいですよね。。。

 

南方熊楠の生家を目指し、国道424を田辺市方面に向かいます。

と、「新そば」の看板が!!

蕎麦は高いのでちょっと躊躇しましたが、せっかくなので入って見ることに。

「そばと農園 和わく」
遊具のある公園か幼稚園かと思った

 

天丼と蕎麦のセット1300円也。
蕎麦もさることながら、てんぷらがうまい

野菜がおいしいんですね。

今度行ったら、天丼のつゆなしをお願いしてみようかな。。。(つゆで衣がぶよぶよになってしまう)

テラス席もありましたが、オジサン軍団に占拠されていて、断念。。。

 

縦目のグロリア発見。内装けっこうきれいで、治せるんじゃないかとおもってしまう。。。

つづく


熊野古道ツーリング つり橋の里キャンプ場

2023年05月07日 23時54分38秒 | ツーリング(バイク)

ゴールデンウィークに紀伊半島に行ってきました。

島根県に行こうかと思っていたのですが、当初あまり天気が良くない予報だったので、2泊3日ではきついのと、遠いので気おくれしたのもあったのですが・・・

実際のところ、天気の良い日がけっこう続いて4泊したのと、KDXで行ったため高速&自動車道に乗れず、初日行くだけで10時間近く一般道を走ったので、島根の方がよほど楽でした。。。

紀伊半島は何度も行ったことはあるのですが、主要な道路を走っただけで、あちこちに走る細い道を走って見たくなったのです。

グーグルマップで見る限り、基本は舗装されているようなので、TZRでも行けたのですが・・・

最後まで悩んだ末、初志を貫くには往復で多少苦労しても、現地で気兼ねなく走れるKDXを選択。

初日、朝8時に出発。

高速に乗れればあっという間に到着するのですが、延々と一般道を走る。

しかも、よせばいいのに、走ったことのない道を走ったり、あちこち観光したりして、やたらと時間がかかってしまいました。。。

さらに、下北山のキャンプ場に停まろうと思っていたところ一杯で、急遽泊るところを探す羽目に。。。

つり橋の里キャンプ場は、谷瀬のつり橋の真下にあって、予約不要のキャンプ場。
いいところがあって助かりました

1800円/泊で良心的な値段設定。

寒いので、薪を500円で購入。

だだっ広い河原の好きなところにテントを張って良いとのこと。

風が強いので、なるべく風の弱そうなところを選びました。

テントを張って、焚き火をしようかと思いましたが、ハタと困ったことが。。。

焚き火台は持って来たのですが、新聞紙もナイフもトングも無い。
しかも周囲を見ると、風で焚き火台が倒れて飛び散った炭を慌てて拾い集めている人も

これは、火が着かないし、着いても焚き火台が軽いので、風で吹っ飛んでしまいます。
薪は返却してきました。。。

晩ご飯はカレー。

今回はごはんが美味しく炊けました。

座りが悪かったので、メスティンの下に網を置いたのですが、これが良かったのでしょうか。

トイレはきれいに掃除されていました。

有名なつり橋の下で泊れるなんて、なんか得した気分です。