はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

英国バイク旅34 世界遺産アイアンブリッジ

2024年10月29日 22時23分03秒 | ツーリング(バイク)

グーグルナビに従って走っていたら、変なところに・・・

水道橋の先の水路に出ました。
こんなところをバイクで走れるとは、、、ラッキー!!

 

ただこの先は行き止まりでした。。。

昔はグーグルマップにはひどい所に連れて行かれたりしてとってもスリリングだったのですが、最近はそういうのは無くなったように思っていたのです

やんちゃなグーグル復活か?!

 

それから、、、なにやらまた怪しげな道に入ってきました。
こういうのは大好きなのでいいのですが、なぜ?

ボクがお勧めの道じゃなく、細い道ばかり選ぶので、AIで学習したのかグーグルマップ!!

そういえばさっきルート検索したら、「交通量が多い」とか「アップダウンが激しい」とか出てましたっけ。
時代は変わったなぁ~

とうとうダートになりました。

さすがに今これは困る。

時間があればいいのですが、今日はロンドンまで帰る日なので。

と、、、よく見たら、自転車モードになっていました。。。

なぁんだ、そうだったのか。

これまで変な道を走らされた理由が分かりました

逆に最短距離を走り、スリルを味わおうと思ったら、自転車モードにすればいいんだ。
いいことを知りましたよ

 

世界遺産「アイアンブリッジ」

1779年に造られた、世界初にして現存する最古の鉄橋です。

20年前に訪れた時は、朝早かったので誰もおらず、とっても静かでした。

別に鉄橋が好きなわけでもないのですが、なぜか居心地が良くて、意味もなくぶらぶらして、かなり長居をした記憶があります。

今回は、当時のような満ち足りた雰囲気はありませんでしたが、ここがバイク旅の最後の目的地だと思うとすぐには立ち去りがたく・・・
ブリッジの前のカフェで一服

珍しくみやげ物屋をブラブラして(いつも街中に居るのは陽が暮れてからなので、店は開いていない)、ヨメさんのお土産を購入。

アメックスカードを出したら、手数料が高いからこんなカードは使えるかい!! とお説教されてしまいました・・・

イギリスではアメックスはほとんど使えません。
特にマン島ではただのプラスチックですね。。。

 

帰る途中に目が合った馬たち。

バイクだから停めれますが、クルマだとこういうことは出来なくなるんですよね~

バイク旅、最後の寄り道です

 

以降はさすがにもう道草はせず、約束の21時までにロンドン近郊までたどりつきました。

バイクを返却、また知り合いのアパートに転がり込みます。

 

レンタルしてくれたTさん、ホントにホントにありがとう

Zepher750くんもよく走ってくれました。

この一週間、寒かったけど、美しい景色も見れて、すばらしく、貴重な経験の連続でした。

明日からはクルマで行動ですが、おそらくこれほどまでの心に刻まれるような旅にはならない気がします。

またいつか英国をバイクで走ろう
定年で会社を辞めたらかな
定年が逃げ水のようにどんどん延びそうで、いつになるか分かりませんが、、、

きっと・・・  いや、絶対に!!

 

もし英国をバイクで走りたい方、いらっしゃいましたら、今回バイクレンタルしてくれたTさん紹介いたします。

コメント欄にその旨を記載ください。

まだ事業としては準備段階ですが、対応はしていただけるとのことです。

ホームページ等も順次準備していくそうです。

本格的なレンタル業者と比べると車種は限られ、ピカピカの車輛ではないですが、日本人限定で市場より格段に安いのと、お友達感覚で親身になって対応してもらえるので、とても安心です

よろしければどうぞ

 

この後、クルマをレンタルしてマン島へ、最も危険な行動レース、マン島TTを観に行きます。

まだまだ続きますので、よろしく~


栗の収穫

2024年10月28日 20時07分06秒 | 古民家暮らし

今年の栗は豊作でした。

もう1ヶ月ほど前の話になりますが、裏山の栗拾いをしました。

まだうだるような暑さが残っていた頃ですね。

蚊の大群に囲まれながらの過酷な作業で、一般的にイメージされるような楽しいものではありません

しかも地面に落ちて時間が経つとすぐに虫に食われてしまうので、タイミングは外せません。

中に居るのは大抵ハサミムシで、ヤスデ、ムカデなどがたまに入っています。

虫が出てくると、おそらく卵を産んでると思うので、あまろ食べる気にはなりませんね

今年はうまいタイミングでした

こういう口の開いた状態できれいなのは、滅多にお目にかかれません。

こういうのに巡り合うと、幸福な気分になります

大量です

翌週も採れたので、今年は栗三昧だ~!!

と、思いきや・・・

ヨメから冷たくあしらわれ(剥くのが非常にめんどいんですよね。。。)、ほとんどが会社の人にもらわれていきました

さっそく試食。

近所の人から頂いた鮎を焼くついでに、栗も焼いてみました。

ついでにソーセージなんかも焼いてみます。

アルミホイルに包んで火に入れましたが、切れ込みを入れたにもかかわらず、ポンポン爆ぜます

爆ぜたのが食べれるかというと、どうもそうではないようで、まだ生っぽい。

深く切れ込みを入れたやつは、ハゼはしませんが、どのタイミングで食べたらよいのか分かりません。

けっこう焦げていて表面が炭になってても、中は意外と食べれたりします。

うまく焼けると、薄皮もさっくり取れて、天津甘栗みたいにきれいに剥けます。

 

ウチのために残した分はまだビニールにいっぱいあって、まだ相当な量がありますが、冷蔵庫に冷やしてあります。

新鮮なクリは、すぐに食べるのではなく、チルドか冷蔵庫で2週間くらい保存すると、糖が増えて甘くなるらしいです

そういえば、この時食べたクリは、非常に淡泊で、「おいしい栗」という感じでは無く、穀物に近い感じでしたね。

うむむ、冷蔵庫で糖分が増えて本当に甘くなるのか、楽しみです~

 

おまけ

くつろぐコムギ


英国バイク旅33 A542 ポンと傘捨て水道橋

2024年10月24日 22時38分25秒 | ツーリング(バイク)

世界遺産のポントカサステ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct)を目指し、チェスターの横をかすめ、街中を通らないように細い道を走ります。

A542を走りながら、朝ごはんを食べる場所を物色、脇道に入って山を登る。
羊と一緒に食事です

 

ちょっと走ると、なんか期待できそうな風景が!!

峠の頂上らしきところに駐車場。

バイクがたくさんいます。

 

あとで聞いたら、ライダーの間ではけっこう名の知れた場所だそうです。

目印「Ponderosa Cafe」がある場所です。

少し歩くといいのかもしれませんが、駐車場からだと丘が見えるだけで、むちゃきれいという訳では無かった気がします。

すぐに出発しました。

少し走った先の方が、見晴らしはよいです。

ただもう慣れてしまったのか、それとも湖水地方の原始的風景に比べると穏やかだからか、ちょっと前ならすごく感動したと思うんですけどね。。。

イギリス人なんかも、もうありふれたどうでもいい風景になってるんだと思うんですが、悲しいことに、それに少し近づいたのかもしれません、、、

 

世界遺産「ポントカサステ水道橋と水路」は、石炭を運ぶ船を通すために1805年に作られた橋です。

全長300m高さ38m。よくもまぁ、こんなもの造りましたね・・・

 

船の駅があります。

水路の横を歩いて渡れるみたい。

行って見ましょう。

 

向こうからなんか来るぞ、と思っていたら、船がやってきました

うむむ、、、200年も前にこんなもの造るなんて、おそるべし大英帝国

けっこうな高さがあります。

なんか、あまりにも気持ちよくて、すっかり長居をしてしまいました


英国バイク旅32 アンフィールド ジョージハリスン生家 ペニー・レーン ストロベリー・フィールド ジョンレノンの家 ポールマッカートニーの家 ジョージハリスンの家

2024年10月23日 23時57分06秒 | ツーリング(バイク)

さて、バイクで英国を巡る旅も今日が最終日。

本日21時までにロンドン近郊でバイクを返却します。

できるだけ高速は避けたいし、狭い幅の片側1車線の道をガンガンに飛ばしまくる車にあおられながら走るのも嫌だし、のんびりと田舎道を走るために、朝早く出発します。

ただ、ロンドンに向かう前に、リバプールではやるべきことが

それでわざわざリバプールに宿を取ったのです。

まずは、、、アンフィールド。

遠藤航選手が所属するリバプールは自分の好きなチームで、ここはその本拠地。
中でお土産を買ったり、ツアーに参加したりもできるのですが、朝早いので断念

 

リバプールはビートルズが誕生した街でもあります。

よくぞこの才能が同じ時期に同じ場所に集まったものです。

もしくは、そこそこの才能だったものが、出会うことで磨かれてすごいものに出来上がったのかもしれません。

とにかくこの街にはその手の遺産がたくさん残っておりまして。。。

 

ジョージハリスンの生家。
普通に人が住んでいます

住んでる人に自覚はあるのでしょうか。

 

有名な曲「ペニーレーン」

よく盗まれたらしく、いまはガッチリ固定されています。

こちらも有名な曲のモデルとなった「ストロベリー・フィールド」

ジョンレノンの家のすぐ近くにある孤児院です。

つい最近まで閉鎖されていたようですが、現在は中に入れて、カフェでお茶などできるようです。
朝早くてまだ開いてませんでしたが、入場料2200円なので、開いてても入ったかどうだか・・・

 

ポールマッカートニーの家

ジョージハリスンの家

ビートルズ好きの人にお土産を買って行ったのですが、

「ジョンの家の前の小石でよかったのに・・・」
と言われて、うむむ、、、確かにそうでした

特にジョンの家は工事をしていたので、外壁の塗料のかけらとか、敷地に生えている木の葉っぱとか、そんなのをもらってきた方がよかったですね・・・

 

住宅街をごちゃごちゃ走っているうちに、もう10時前になってしまいました。

はやくこの街中から脱出せねば・・・


英国バイク旅31 フェニックスホテル リバプール

2024年10月22日 00時08分27秒 | ツーリング(バイク)

リバプールの街中にあるフェニックスホテル。

きれいで格安のホテル6700円。

到着したのはギリギリ22時ちょっと前でした。

駐車場はあるのかな、皆さん路上駐車で、ホテルの前にバイクを停めていたら、中に入れていいよ、と言われたので、テラス席の真ん中に突っ込みました

チェックインは若くて感じのいいお兄さんが対応。

最初に

「予約するときにホテルの規定は読みましたか?」

と聞かれたので、「ん?」と思いながらも、

「読んだよ(全部じゃないけど)」

「そう、オッケー。じゃあ150ポンドのデポジットがあるので、カードと写真付きの身分証明を見せて」

「え、、、」

カードに仮で登録されるだけで、何もなければ引き落としはされない、というようなことを話していて、それはよいとして、、、

ただお金が返却されるのには1~2週間かかるという。

2週間後なんて帰国してるので、交渉は電話でしかできません。
旅行者と知って、騙そうとしてるんじゃ?
もしくは、安い値段に釣られてくる旅行者のカード情報などを闇サイトに売り飛ばすとか

最初に「規則は読んだか?」と聞いてきてるのもなんだか怪しいし。

とはいえ、この兄ちゃんそんな悪いヤツには見えないし、当日キャンセルは宿代は返ってこない。

この時間からホテルを探すのはちとキツイ。

そういえばレンタカーを借りるときもデポジットはあったはず。

悩みましたが結局泊まることにしました。

 

部屋に着いて、よくよく考えたらやはり心配になってきました。

カードなんて日本では使うことは皆無なので、カードの番号をメモされるということに免疫が無いというか。。。

TさんやHさん聞いてみたところ、Tさんがいろいろ調べてくれて、他にもデポジットを取られたとクチコミに書いてる人が居るということだったので、自分だけではないと思うとちょっと安心しました。

Tさんの推測ですが、近くにリバプールのサッカースタジアムがあり、器物を壊したり暴れたりする過激なファンがいるので自衛策としてるのではないか、とのことでした。

いろいろあったので落ち着きませんでしたが、これが無ければ、安くてきれいでとてもいいホテルです

ただお風呂は無かったと思います。

あとで気付いたのですが、チェックインの時間を勘違いしていたようです。

22時までに到着すればよいと思っていたのですが、実は20時までと規定に書いてあり、どうやら前日泊ったホテルの記憶とごちゃ混ぜになって勘違いしてた模様

フロントのお兄さんが「規定は読んだか?」と聞いたのはおそらくコレのせいでしょう
すみませんでした

 

翌日、チェックアウト前に部屋を確認してもらい、デポジットは取らないということを確認して出発。

帰国してから確認しましたが、150ポンドは取られてはいませんでした


英国バイク旅30 湖水地方へ 

2024年10月17日 23時06分44秒 | ツーリング(バイク)

ここが、湖水地方で一番美しいと感じた場所。

近くにはそそり立つ山々と、うねうねとうねりながらきらめく川の流れ、広がる緑、視線の奥にはかすむほど遠くまで続く山の連なり。

ほとんど人の手が入っていない大自然の、ただ中にいる実感があります。
写真ではなかなか伝わらないですね。。。

 

反対側はというと、、、

氷河が削ったと思しき緑のU字谷、しかありません。。。

地の果てに来たような孤独感と未知への高揚感がないまぜになった複雑な感じ

こんな場所が、あったんですね。。。

細い道が、あるがままの地形に沿ってどこまでも続いています。

誰もいない、聞こえるのは風の音だけです。
生きてる間に、こんな光景に出会えるとは・・・

 

素晴らしい風景の中を噛み締めるようにトコトコと登り、頂上に出ました。

まだ続きます。
楽しい。。。

このままここで一泊していこうか、とも思ったのですが、明日ロンドンまで帰らないといけません。

後から考えたら、別にそうしても良かったとも思いますが、、、

一日を高速道路を走るだけで終わらせたくなかった、というのもあり、リバプールに宿を取りました。

 

その前に、ケズウィックの街でご飯を食べることにしました。
さすがにちょっと力の出るものを食べないと危険な気がします

でも結局入ったお店はフィッシュアンドチップスですが。。。

でもちょっと奮発して、チップス(ポテトフライ)のLサイズ(800円)とミートパイ(1200円)を注文。

これで2000円とは・・・でもLサイズのデカさはありがたいです。

 

ミートパイ・・・うまい!!

うますぎる!!

サクサクの生地にねっとり濃厚な味付けと肉のうまみ。
体中のすべての細胞が喜んでいる気がしました

まだ明るいですが、けっこうな時間です。

リバプールに向けて、後ろ髪惹かれながらも、満ち足りた気分で出発です。


英国バイク旅29 湖水地方へ 

2024年10月17日 00時26分19秒 | ツーリング(バイク)

ピーターラビットの作者、ベアトリクス・ポターさんがこよなく愛した湖水地方。

印税で広大な土地を購入し、一切手を加えない、ということを条件にナショナルトラストに寄付されました。

そのおかげで、この特徴的で美しい景観が今も保持されています。

ありがとう、ポターさん

 

主要道から外れたら、どんどん登り始め、、、

はるか下にウィンダミア湖が。

 

そして反対側には新たな湖が。

このぐにゃぐにゃ道・・・

なんでこんなに好きなのか分かりませんが、なぜかこのうえなく美しく感じる

 

ウールの店の看板があったので、おみやげを探そうと脇道に入ったら・・・
イギリスに来てまでダートとは・・・

結局オリジナルではなく、普通の既製品のお店でしたので、高かったのもあり、買わずに出てきました

 

開けた場所に出ました。

ほんのちょっと走るだけで、コロコロと景色が変わる。

いろんな顔を見せるのも、湖水地方の魅力かもしれません

 

なぜにはげ山?
それほど標高が高いとは思えないのですが、木が生えないんですかねぇ

この独特の地形は氷河に削られたものなんでしょうか。

日本ではまず見られない光景です。でも昭和新山っぽい?ちがうな。。。

 

湖と山と緑が織りなす美しい風景。

絵本の中にいるようで、ずっとここに居たい気持ちになります。

 

ただ選んだルートは、こんなきれいなところばかりではなく、普通の山道も多い。

細くてぐにゃぐにゃ曲がっているのでかなり疲れます。

クルモック湖(Crummock Water)湖畔で休憩。

例のパンを取り出してモグモグタイムです。

しばらくすると、湖で舟遊びをしていた男性が上がってきて話しかけてきました。

「バイクは気持ちいいでしょ」

「いやぁ、ホントにいい所ですね。気持ちいいし、景色はきれいだし。でも寒いのがね。。。」

「そうだね、ちょうと寒いかな」

「よく泳いだりできるね」

「動いてるからね。実はボクもバイクに乗ってるんだ」

しばらくバイク談議に花が咲いたところで、

「ロンドンまで高速道路で帰るのかい?」

なんとなくピンときました。

この人はボクと趣味が似ているようだ。

「いや、ホントは高速やA(日本では国道クラス)道路は走りたくないんだけど、時間が無いから高速で帰るよ」

「そうだね、バイクで走るなら小さな道(Little Road)がいいよね」

わざわざ日本から来て、この誰も来ない狭くて細い道を走って、道端に座ってパンをかじってるなんて、そうはいないでしょうけど、でもそういうのが好きで共感してくれる人もやはり世界中にいるんだ、ということが実感できて、ちょっと幸せな気分になったのでした

 

 

 


オーストラリア戦

2024年10月15日 20時39分23秒 | サッカー

う~ん。。。

なかなか点が入りませんね

いいところまで行くのですが、最後のところでうまく繋がらない。

さすがオーストラリア、守備が固い・・・

鉄壁の守りで、なかなか崩せません。

が、あと少し、ちょっとした精度のところでうまく繋がれば、点は取れるはず。

崩すちょっと手前まで行ってますよね。

 

あとは、自陣からのカウンターの際に時間がかかり過ぎのような・・・

自陣から3本くらいのパスで一瞬のうちに相手ゴール前、、、

と、いうようなゴールが見たいですね

頑張れ、日本!!


オーストラリア戦

2024年10月15日 19時37分40秒 | サッカー

いよいよオーストラリア戦です。

宿敵ですね。

今回の予選では調子が悪いみたいですが、これからどうなっていくか・・・

オーストラリアにとっては正念場です。
集中してくると思うので、気を引き締めて行かないと

堂安選手がスタメン!!

是非点を取って欲しいですね。

みんなクラブでは調子良さそうだし、頑張ってくれー!!


英国バイク旅28 湖水地方へ The Old Post Office Tea Room Troutbeck

2024年10月10日 21時01分22秒 | ツーリング(バイク)

ブラックプールを出て、リバプールに向かいます。

天気はまずまずで、高速道路を快調に走り、走りながらちまちま考える。

湖水地方に行けなかったのは残念だった。

天気が悪かったので仕方がない。

バイクの旅も明日で終わり、明後日は余裕を持って帰るので、あまりゆっくりはしていられないとすると、ゆっくり回れるのは今日で最後か~

湖水地方に行くつもりでけっこう無理して北に上がって来たけど、もったいなかったな。

リバプールまではマン島行きのフェリーに乗るためにどのみち来ないといけないので、どうせ湖水地方に行かないなら、こんな遠くまで来なくても、もう少しロンドン近くをウロウロしてもよかった。

バイクで湖水地方を巡る、というのが当初の目的だったので残念だ。

「イギリスでバイクに乗ってきたよ」

「へぇ~、どこまわってきたん?」

「湖水地方とかコッツウォルズとかいろいろ」

湖水地方。。。、を、バイクで走るのが目的でここにいるのでした。。。

いたたまれなくなって、サービスエリアに入る。

雨が降っててもいいので、バイクで湖水地方を走りたい・・・

地図を見てみると、ブラックプールから湖水地方まで、たったの30分でした。

これまで30分走ったので、1時間もあれば湖水地方に行ける!!

ちょっと戻るけど、心残りを残したくない、行くなら今しかない。

 

ということで、なんか無駄の多い旅ですが、湖水地方に行くことにしたのでした。

そして・・・

いやぁ、戻ってホントによかった

大正解でした。

 

天気は上々。

きれい。

気持ちいい。

しあわせ。

以前来た時は湖をぐるっと回っただけで、きれいな避暑地、くらいにしか思っていなかったと思います。

でも本当の良さはそこではなかったんですね。。。

 

例によって、人が集まる観光地は避け、細い道を辿っていくと、、、

美しい風景が広がっています。
いやぁ、ホントに来て良かった

戻らなかったら、今頃悶々としながらどこかの曇り空の下を走ってたと思います。

狭い道をトコトコとのぼっていくと、、、
カフェを発見!!

行きたいと思ったら、あと先考えずに行く、というのが今回の旅の法則だということに気付いたので、
もう迷いません。ノーモアハンギングストーン

 

紅茶とケーキを注文。

外のベンチで待っていると持って来てくれます。

むちゃくちゃ甘い、、、けどおいしい

 

ここはウィンダミア湖の東の山を登ったところにあり、高台なので、さほど視界が開けているわけではありませんが、気持ちの良い場所です。

満ち足りた気分で英国を堪能しました

卵が売られていました。
卵かけごはん、食いたい・・・


英国バイク旅27 火を使わずインスタントラーメンを食らう

2024年10月09日 00時16分45秒 | ツーリング(バイク)

ガスの規格が合わず、日本から持って来たコンロが使えないせいで、これまたたくさん持って来たインスタントラーメンが宝の持ち腐れになってしまっています

コンロさえ使えたら、暖かいラーメンが食えたのに・・・

カップ麺を一個くらい持ってくるんじゃったなぁ。。。

ん??

何が違うんだろう、インスタントラーメンとカップ麺。

インスタントは火を通さないとダメ、ということなのですが、麺自体の見てくれはあまり変わらない。

もしや・・・??

ダメ元でちょっと試してみました。

 

インスタントラーメンを半分に割り、温めてあったホテル備え付けのカップに入れます。

そこに熱々の熱湯をそそぎ待つこと5分。

パッと見はいい感じ

スープを入れて食べてみると・・・

「う~ん・・・

もさもさしている。

食べれないことは無いですが、麺の歯ごたえはいま一つで、カップ麺とは違いますね。

やはり熱を加えた本来の作り方と比べたら、かなり劣ります。

ただ、熱いスープが体中に沁みわたる。。。

「うまい!!」

2個目の半分は混ぜそばにしてみました。

ちょっと味が濃すぎました・・・

ガスは無くとも、これでなんとか飢えはしのげそうです。

でも2日連続でコレはイヤだなぁ。。。


英国バイク旅26 ブラックプール ノーブレックキャッスルホテル

2024年10月07日 19時04分32秒 | ツーリング(バイク)

この日の宿はブラックプール(Blackpool)に取りました。

この海沿いの街、なぜか宿が軒並み低価格なんです。

湖水地方に行こうと思っていたのですが、今日も明日も天気が悪いし、手ごろな宿は相部屋のゲストハウスしかないんですよね。。。

それで、天気が良くて個室でゆっくりと暖まれる宿のある街にしたわけです。

 

途中の名もない細い道で休憩。

例のパンをかじります。
あぁ、今日こそは暖かいものが食べれると思ったのに・・・

羊たちがこちらを見てる。

何をするでもなく、ただただこちらを見てるだけなのですが、見られると気になってしまいます。

「何か用? 何見てんの?」

と話しかけてみても、特に反応は無く、羊語が話せたらいいのにと思う。

 

陽が暮れかけてきました。

この蜂蜜色の時が一日のうちで一番好きな時間帯です

朝一番の陽の光もいいのですが、爽やかで濁りが無く純粋過ぎて、、、

それよりも、悲喜こもごもまぜこぜになったような、どことなく寂しげな、懐かしいような濃密な光に包まれる夕暮れ時が、なんとなく落ち着くんですよね~

海に出ました。

陽が沈む。。。

 

ノーブレックホテル、一泊6000円。

近辺にはこの価格帯のホテルがたくさんあります。

その中で、冷えた体を暖められる風呂があって、かつ安い所を探しました。

のはずだったのですが、、、

 

駐車場代が別途4ポンド(800円くらい)取られました・・・

これはまだ良かったのですが、、、

部屋に入って荷物を置いて、

「ふぅ~」

と一息。
今日もよく走ったなぁ~

ん? なんか寒いな・・・

見回すと、このクソ寒いのに窓が開いている

確かに、半袖の人とか普通にいるので、仕方ないか。

ぶつぶつ言いながら窓を閉めようとしたが、、、閉まらない。
いろいろ考えたけど、どう見てもロックする機構が壊れています・・・

「またか、、、今日もまたついてないな、なのか、この価格帯のホテルはおしなべてダメダメなのかな。。。

フロントに行って話しましたが、担当の若い女性はペラペラしゃべって何のことか分からない。

何回か聞きなおしていたら、次の客の相手をし始めた・・・
「そりゃないぜ・・・

しつこくもう一度列に並ぶ。

そして再チャレンジ。
昨日のこともあり、ちょっとしぶとくなって、自分なりに成長したようです

どうやら23時に修理に行くから待っとけ、と言ってるらしい。

ちょっと待て、、、あの寒い部屋で2時間も待つのはつらいぞ。
もっと早くできないか交渉しようとしたら、次の客の相手を始めた。。。

「こいつはダメだな」

英語が喋れない人はバカだ、と思っている人が英国にはたまにいるのですが、この女性はそのうちの一人のようです。

と、そこにもう一人男性がフロントに現れ接客を始めました。

「にいちゃん、ナイスタイミング!!」

そちらに並ぶ。

自分の前の客が終わった時、先のフロントの女性がおそらく上司であろう男性に説明を始めました。

ヤバいと思ったのか報連相なのか不明ですが、「そんなことするくらいなら最初っからしっかり接客せいや」と少しイラっとしたものの、説明する手間が省けてよかったです

同じく23時まで待て、というので、寒いからもっと早くしてと頼みましたが、「ゴメン、できるだけ早く行くから」というだけ。。。

ただ紳士的な対応なので、こちらも淡々と話を進めます。

「じゃあ別の部屋に替えてもらえない?」

当然至極の次の一手ですが、相手は一瞬キョトンとした顔をして、でもすぐに調べてオッケーしてくれました

日本と違って、そういう対応は考えられてないんでしょうね。

なので教育もされず、当然マニュアルもない、責められないです。

 

少々狭いけど快適な部屋。

当然お風呂付き

これで6000円+800円なら十分オッケーですね。

あぁよかった~

あの寒い部屋で23時まで待つなんてありえないっす。

荷物を置いて、街になにか買いに行こうと思っていたのですが、窓のごたごたで遅くなってしまったし、なんか気力も失せてしまいました。

ガスコンロが使えたらなぁ。。。


英国バイク旅25 顔を出す犬

2024年10月06日 20時21分33秒 | ツーリング(バイク)

はかなく消え去ったチャーシュー麺の夢に傷ついた心を抱え、失意の中で、ふと見つけた家の窓。

通り過ぎた後、わざわざUターンして戻って来たのには、訳があります。

おわかりでしょうか?

2階の窓に

窓から身を乗り出してたたずむワンコ。

何やってんだ??

何かもの言いたげに、ずっとこっちを見てるんですよね~


英国バイク旅24 ヨークシャーデイルズ国立公園 B6255 リブルヘッド高架橋

2024年10月02日 22時28分00秒 | ツーリング(バイク)

ヨークシャーデイルズ国立公園の真ん中を走るB6255を南下します。

天気が良くないせいか、ちょっと寂しい感じの、でも素晴らしい景色が続くワインディング

こんな素晴らしい景色の中を走れるなんて、なんて幸せなんだ・・・

じっくりと幸せを噛み締めながら、のんびりと流したいのですが、そうはいかない事情がイギリスにはあるのです。

イギリス人は、めちゃくちゃ飛ばすんです・・・

こんな素晴らしい景色がすぐそこにあるというのに、それを気にも留めず、超ハイスピードで疾走する。

バックミラーで遠くに見えたと思ったら、瞬く間に近づいてきて、気付いたら後ろにぴったり張り付いているのです。。。

景色を見ながらのんびり、という訳にいかず、仕方なくときおり道路わきの空き地に止めて先に行ってもらいます。

 

そんな中でも、この写真のスポットは最高の場所でした

うねうねと曲がりくねった川と、ゆるやかにカーブが続く長いワインディングロード。

ビートルズのポールマッカートニーは、この景色を見ていたのかも、と本気で思う。

立ち去りがたし

 

これまでの青々とした牧草地とはちょっと違う、ヒースの枯れた感じの丘陵地帯。

(写真はけっこう青々としてますが・・・)

 

なんかカッコいい橋が見えてきました。

よく見ると、列車が走っています。

後で調べたら、リブルヘッド高架橋で、リブルヘッド駅は1876年建築の古い建物でした。

 

さて、話は変わりますが、さすがに毎日パンとポテトでは体がもたない。
そして、とにかく寒い。。。

「何か温かい、パンチのある食べ物が食べたい、、、(ただし安価に)

真っ先に思いつくのが、テイクアウトの中華料理屋。

過去の記憶では、安くて量がむちゃくちゃ多い。

味は、若い(おそらくイギリス生まれの)中国人の店はイマイチですが、おじいさんがやってる店は激うまでした

街に入ったら絶対中華料理と思っていたので、運よく小さな町の通り沿いに見つけた時には心の中で万歳三唱してました

小躍りしながら店に入り、たくさんあるメニューの中から(おそらく)チャーシュー麺と唐揚げと白ライスを選択。

天にも昇る気持ちで注文しました。

久しぶりのちゃんとした温かいご飯、
あぁ、早く食べたい、熱々の麺と白いご飯!!
店内では食べれないので、冷めないうちに急いで食べる場所を探さないと

しあわせな気分でカードを出すと・・・

「あー、カードは使えないあるよ(もちろん英語で)」

「へ?」

「現金ないあるか? それなら通りの向かいにキャッシュコーナーあるよ、現金そこでおろすあるよ」

「ちょちょ、ちょっと待って・・・」

キャッシュコーナーなんかあっても、イギリスの銀行に預金なんて無いし、現金持ってないし・・・
あぁ、少しだけでもポンドに替えておくんでした。。。

「ソーリー、ちょっとやめておくわ、ありがとう」

「そうか、また来いあるよ」

あたたかい店から再びうすら寒い通りに出て、冷たいバイクにまたがる。

マッチ売りの少女が束の間に見た幻のように、熱々の中華料理の夢は目前ではかなく消え去りました

あとで聞いたら、キャッシュコーナーではクレジットカードで現金が引き出せるらしい。

その時知っていれば。。。