お気に入りの靴ってあると思います。
皮の靴は特に、大事に大事に手入れしてきて、使い込まれて年季も入って、渋くやれてきて、あぁカッコイイな、と思う靴になってきたところで・・・・
底がすり減って、はいおさらばです
上の皮の部分は何の問題もなく、まだまだ使えるというのに・・・・
今履いているのは、5000円で買ったGTホーキンスのトレッキングシューズっぽいのです。
5000円の靴といえば、安くは無いですが、高い靴でもありません。
それでもちゃんとした皮で作ってあり、きちんとオイルを塗って手入れすれば、ずっと履き続けることも出来そうです。
もうかれこれ4年ほど、毎日履き続けました。
ある時、山の中を歩いていて、妙に感じたことがありました。
山道のデコボコや石ころの感覚がダイレクトに足裏に伝わってきます。
「こんなに靴の底、薄かったっけ・・・・?」
裏返して見たら、納得。
靴底がすり減って、ツルツルになっています。
触ると、一部はペコペコへっこんで、足の裏を守るどころではありません
これでは、はだしで歩いているに近い。
下の写真は右足の前側ですが、裏から指で押すとゴムが一枚あるくらいの感じでふくらみます。
おそらくシャープペンシルで刺したら簡単に穴が開くでしょう
写真の中心辺り、ポコッと膨らんでいるのが分かりますでしょうか
真横から撮影。
中心部分が富士山みたく出っ張っています。
不思議なことに、右足の前側の真ん中、中指の付け根部分が一番減っています
分からないのは、この部分、特に地面に力がかかる部分ではないのです。
力がかかるのは土踏まずの前の部分の左右、つまり親指と小指/薬指の根元辺りで、中指の付け根はちょっと浮いていますよね。
こんな部分が減るなんて、よほどおかしな歩き方をしているのだと、しばらく気をつけていたのですが・・・
やはり解せないなぁ、と思っていたら、ある時クルマを運転していて「あれ?」と思ったのです。
今、あのすり減った部分に何かが当たってる・・・
信号待ちでブレーキを踏んでいた時でした。
そうです、ボクの癖で、ブレーキやアクセルのペダルの角を、靴のまさにこの部分で踏んでいたのです
それほどクルマに乗る訳ではありませんが、歩くときにかかる負荷よりも、たまのクルマの運転でこの1点にかかる負荷の方が大きかったということですね。
4年間の積み重ねでドンドンすり減っていったのでしょう。
そうこうしているうちに、踵まで穴が開いてしまいました
同じような靴を買いに行ったりはしたのですが、最近はバックスキンのような毛羽立った皮が流行らしく、、、、
この手のオイルを塗って磨いて手入れをする靴は少ないのです。
唯一ティンバーランドのがあったのですが、靴底がぶ厚すぎて、バイクに乗るにはちょっと・・・
それに、もう靴底がすり減って履けなくなるのはもう嫌なので、靴底が交換できる靴を買って、多少高くてもいいから一生履き続けよう
と、思ってあちこち探し回ってはいるのですが、これがまたなかなか見つからないんですね・・・
それで、いつも使う例の補修材を使って、応急措置をすることにしました。
薄くなった部分にたっぷり盛り付けます。
踵の部分にも流し込みました。
これで延命措置完了。
このまま盛り付け続けたら、まだ何年も使えそうですね