こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

ナマケモノ?

2024年06月04日 08時21分38秒 | 結婚式
おはようございます!
 
ハッとするほどの晴れ模様。
それでも体が重い。
今日もナマケモノを演じることになるかな?
いやいや梅雨シーズン前後に訪れる、
恒例のわが安息日と考えればいい。
「安息を」ラテン語で「「レクイエム」というんだっけ。
そういえば娘のバイオリンをなつかしく思い出す。
同じ家の中で心地よい響きに実を任せた日々。
練習に励む娘が弾くバイオリンの音色……!
もうそんな機会は考えられなくなってしまったなあ。
子供に親鳥は、寂しさを耐えるしかないのだ。(うん)
昔の原稿にその思い出の記述があった。

「レクイエム}
レクイエム。これは誰の作曲だったのか?よく耳にした曲なのは分かっている。
バイオリンを奏でるのは娘。鎮魂の集いに独奏を頼まれたらしい。実家へ戻っての練習である。結婚生活を送るマンションでは、楽器の音出しは難しく、急遽里帰りなのだ。
高校の音楽科でバイオリンを専攻した娘。あの当時は毎日バイオリンを弾いていた。娘の演奏を身近に聴ける幸せな父親もいた。
音大進学は諦め、別の大学に学びながら、地方の交響楽団に参加、バイオリン奏者を務めた。辞める直前まで、自室での練習を欠かさなかった娘。当時は愛する娘のバイオリンを独り締めする恩恵に浴していた。
ケースにバイオリンは仕舞われ、聴けなくなって久しい。二度と耳にすることはないと諦めたバイオリンの音色が流れる。父親に幸せをプレゼントする、世界でひとつの音色。
「自信ついた?ひとりで何曲も弾き続けるんでしょう」「ソリストもやったんだよ。大丈夫。ヴェルディは前に演奏しているから」
 妻と娘が話している。そうか、ヴェルディのレクイエムだったんだ。
父親を偲んで弾く娘のレクイエム。想像してホロッとくるのを、抑えきれない。

昔を振り返っていても仕方ない。
巣立った子らがいつでも立ち寄れるようにと、
がらんとした巣を守る親鳥然として生きるだけ。

いい日いい一日をしっかりと送る親の姿を、
子らに見せ続けていこうじゃないか。(うんうんうん!)
 
コメント
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