こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

何を犠牲にし働きに出るか

2015年07月14日 08時36分21秒 | 文芸
何を犠牲にし働きに出るか

 商売をやめたため、働きに出はじめた妻。わたしも実家の家業を手伝いながら家事育児を引き受ける形になって、なんとか1年過ぎた。
 その体験から言えることだが、主婦が外に働きに出るのは相当な覚悟が必要だろう。
 家庭と職場を両立させるうえでの困難はあまりにも多い。何かが犠牲になるのは避けられない。
 職場での人間関係を重視すれば、当然家庭の方がおろそかになるのは自明の理だし、もし
 残業でもあれば、まず家事をこなすのは無理。家族の理解と協力を得られない限り、こんな状態が長く続けば、」家庭崩壊は目に見えている。
 妻の場合も、朝6時半には出勤。帰りは早くても夕方7時前後になる。その上、仕事疲れもあって、とても無理を言える状態ではない。
 それでも朝4時頃には起きて洗濯や子どもの弁当の用意と頑張る姿には頭が下がった。
「主婦やもん。やるっきゃないよ」
 これが妻の口癖だが、いやはや主婦ってのは過酷極まる立場にあるんだなというのがわたしの実感。
 最近、少しずつ家事の手抜き、洗濯を何日かまとめてやるとかを実行し始めたので、妻の負担は軽くなったが、その分ストレスは急上昇!私に毒づくことで、何とか処理しているが……!?
 働く主婦には、家族の信頼と理解がなければ、とつくずく考えさせられた。
(神戸・1990・3・20掲載)


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